
「仕事ごころ」にスイッチを!

リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術
[出版社]フォレスト出版
[主著者] 小阪裕司


感情マーケティングの実践者、小阪裕司が人間心理に基づく、よりよい組織づくりのノウハウを提唱した1冊。 成功を収めた数多くのプロジェクトチームを例に挙げながら、「ねぎらう」ことの意味や、仕事と「快」を結びつけることの重要性、仕事の意味づけやビジョン共有の効果など、さまざまな点に言及している。内容は決して科学的とは言い難く、また「プロジェクトX」や「スター・ウォーズ」、「ウルトラマン」「水戸黄門」など、ユニークな例を用いていることから、疑問視する向きもあるかもしれない。だが、人間の感情面にスポットを当てているため、非常に説得力があるのも確かだ。このあたりは中小企業向けに日々、実践的なアドバイスをしつづけている著者の力量なのだろう。他社の実例なども参考にしながら上手に実践すれば、ひとりひとりが主役となって活躍する奇跡の組織づくりにつながるかもしれない。
|