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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学

日常の身近なところから会計に親しみを持とう
[出版社]光文社
[主著者]山田真哉


会計を知る重要性 会計の本質的な考え方とは、目に見えないものを具体的な数字にして把握し、違った角度から物事をシンプルにわかりやすくするといった考え方を指します。 つまり、「どうすれば物事を的確にとらえることができるようになるか」を追求する学問なのです。 会計の考え方を身に付けることで、商売や会社をより正確に把握できるようになったことはもちろん、生活をより便利にすることができるのです。
費用対効果のウソ 家電製品や宝飾品を買うとき、店員からの情報をうのみにしていないでしょうか? 買い物をする際の費用対効果は、値段にあった効果が期待できる物を買うことです。 例えば「水道代が年間約8万円の節約!」とコスト節約をうたった食器洗い機があったとします。確かに水道代は節約されるかもしれません。しかし、その分電気代に跳ね返ってくるのです。つまり、情報源が偏っている場合、本当の費用対効果がわからないのです。
「50人に1人が無料」のキャンペーン広告は得か? もし当たれば全額無料という点で、一見お得に感じるキャッシュバック広告。果たして、この広告はどれくらいお得なのでしょうか? 例えば「100人で2人無料」と置き換え、その数値をパーセンテージに直すと、2%が無料であるとわかります。これは、広告主の立場から考えると「2%の割引」でしかなく、実は消費税分の還元にも達していなかったのです。 このように、普段から言葉や表現に惑わされず、物事を数字で考えることができるセンスを磨くことが大切です。 このような現金の出入りや損得の判断をする際、普段から知らず知らずに、会計の考え方を取り入れていた方もいらっしゃると思います。 この他にも、実生活で応用が効く会計学を多数紹介していますので、是非とも役立ててみてください。
第一章 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 第二章 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎 第三章 在庫だらけの自然食品店 第四章 完売したのに怒られた! 第五章 トップを逃して満足するギャンブラー 第六章 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか? 第七章 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい
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