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あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編

決算書を読みこなして稼ぎ力を身に付けよう
[出版社]ダイヤモンド社
[主著者]渋井真帆


決算書はキャリアアップにつながる 決算書は、戦略の根拠を示す際、非常に便利です。なぜなら、数字には具体性があるからです。また、決算書を読みこなせるようになると、自分自身の部署が会社のどこの部分に役立っているかをきちんと把握できるのです。こうして、各部署での目標値が定まると共に、営業目標、コストダウンなどといった個人レベルの目標も設定できるようになります。つまり決算書を読みこなせるようになると、部下への指導はもちろん、ビジネスチャンスを広げることにもつながります。
決算書は1社1期だけをみてもダメ 決算書の内容は当然株価にも影響そます。そこで株式投資をする際は、決算書を読みこなせるようになると非常に便利です。ここでは、3つの比較ポイントを紹介します。 1.同業他社で比べる→これをセクター分析という 2. 過去と現在を比べる→できれば5年ぐらいの変化を捉える 3. 計画と実績を比べる→経営マネジメントサイクルが回っているか どうか
収益性を見る総資本利益率(ROA) 総資本利益率(ROA)=最終利益÷総資本(%)企業は自社が持つヒト・モノ・カネ・情報を使って商品やサービスを生み出します。それに対して、どれ位の利益があるかをみるのがROAです。 つまり、ROAによって企業の収益力がわかるのです。そして、この数値は高ければ高いほどよいのが特徴です。 例えば1億円の利益を出すのに、総資本10億円と100億円の会社ではどちらが効率いいでしょうか?その時、この計算を知っていると10億円の総資本の方がよいと判断できるのです。
このように、会社や世の中を取り巻くさまざまな動きを把握する際、決算書は大きな威力を発揮します。ビジネスマンに限らず、知っている人と知らない人では、大きな差が生まれます。自分の可能性を広げる意味でも、是非一読してみてはいかがでしょうか?これこそまさに、著者が主張する「稼ぎ力」となるのです。
第一章決算書が読めると人生が変わる 第二章一番複雑な貸借対照表から攻めていこう 第三章利益のしくみを損益計算書で読む 第四章キャッシュフロー計算書は、今とても大事 第五章業界を決算書で分析してみよう 第六章1社の過去・現在・未来を分析してみよう 第七章これだけで必要十分!財務分析の使える指標 第八章新聞記事の読みこなし方 第九章経済誌の読みこなし方
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