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図で考える人は仕事ができる

図で考えることは、問題を解決する有効な手段
[出版社]日本経済新聞社
[主著者]久恒啓一


足りないところが見えてくる 頭ではなんとなくわかっていたつもりなのに、相手に話すとうまく説明できない・・・。そういった場合、実際に図を描きながら各項目を並べてみると、不足している部分や情報が自然に見えてくることがあります。そして新たに収集すべき情報や自分で考えるポイントに気付けるのです。図解を習慣とすることで、自分の考えを更に発展していくことができるでしょう。
重要なことは真ん中に置く 図解を前にすると、目が自然と中心に向くのが普通です。そこで図を描く際は、中心となるキーワードを中央に配置して、周囲に向けて遠心的に配置するとよいでしょう。なぜなら、受け手が中心にあるキーワードを見ながら視野を拡大していくことで、理解が広くも深くもなるからです。そして、矢印などを使って演出することにより、受け手の視線はもっと誘導しやすくなるはずです。
根回し上手は図を使う 会議やプレゼンテーションで自分の意見を通したい! そこで会議やプレゼンテーションを成功に導くポイントをご紹介します。それは、会議で出したい内容を1枚の図にまとめておくことです。 図解であれば、文章で書いた資料を事前に読むのがしんどい人や忙しい上司も一通り目をとおすことができます。さらにマーカーを使えば、要点をわかりやすく相手に伝えられるでしょう。そして自分の時間だけでなく、相手の時間を節約することも可能となります。
このように、図で考えることは仕事の能率が上がるだけでなく、他者とのコミュニケーションも円滑になります。図を描く作業は、紙と鉛筆があれば朝の通勤時間でも簡単にできます。ちょっとした時間を利用することで、考える習慣を身につけてみてはいかがでしょうか?
1章 なぜ図で考えるとよいのか
2章 図解は思考力を強くする
3章 図解はこうして描こう 4章 これからは「図解思考」でいこう
5章 図を使えば、仕事の能率が上がる
6章 図は構想力や解決力を磨く
7章 図で人生をデザインしよう
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