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上品な人、下品な人

自分の欲を抑えて、人のことを考え、品の良い人になろう
[出版社]PHP研究所
[主著者]山ア武也


人の収入についての質問 ビジネスの場ではストレートに物をいうことはとてもスマートな方法ではありますが、プライベートの場では、どうでしょうか。それが、人の収入についてだったりしたら。「あなたの収入はいくらですか?」と聞かれてよい気持ちのする人は少ないでしょう。つまり、このような質問をする人は一般的には品のない人と見られます。しかし、もし、このような質問をされたときに、上品な答えをするとしたら何といいますか?著者は、「食べていくくらいは稼いでいる」と言っておけばよいと言っています。
人前で化粧直しをする 電車の中で化粧直しをする女性が多くなったといわれるようになりましたが、著者は人間として人前でしてはいけないことがあると言っています。。また、公共の乗り物の中で化粧をする人だけが下品だと思っている方。あなたも親しい人と食事をしたときに化粧ポーチをとりだして、その場で化粧を直してはいませんか?実は、これも同じことです。そして、周りにいる方もこのような人を見かけたら目をそらしましょう。人前で見てはいけないものを見てしまったと思われることこそ、下品な行為だということを再確認しましょう。
ものを粗末に扱う 人は、常に「もの」とつきあい、接している。ものを丁寧に扱うことができれば、自然と立ち振る舞いも上品になると著者は言っています。ものを置くときは、音を立てないようにやさしく置くことを心がけてみたり、自分のものでも他人のもののように扱ったりすることから始めてみてはいかがでしょうか。ものを大切に扱えば、周囲に無駄なものがなくなり、洗練された世界で生きていくことが可能になってくるのです。
品よく振舞うためには、まずは他の人のことを考えることが大切だと著者は言っています。自分のことばかりを考えていればエゴとなり、反社会的な存在となってしまうからです。そして、少しでも品よく振舞っていくためには、「人のふり見て我がふり直せ」のように人の言動で気になる部分があれば、自分はしないようにするべきであり、逆に品がよいと感じた部分はとりいくことが近道のようです。
第1章 とてもつきあい切れない下品な人 第2章 上品な上司、下品な上司 第3章 こんなに困った「品のない客」 第4章 「なぜかモテない人」には品がない 第5章 若者にシカトされる下品なオヤジ 第6章 渡る世間に品はなし あとがき
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