4万部突破!
借金バンザイ!ー税理士は教えてくれない!「自転車操業」の極
気持ちを切り替えて経営をすることが理屈より大事
[出版社]フォレスト出版
[主著者]小堺桂悦郎
ほとんどの会社の実態は自転車操業
決算書が黒字であっても、法人税をいくら払っていても関係なく月末に月商1ヶ月分の預金がなければ自転車操業となっています。この言葉に息を呑んだ人もいるのでは?多くの会社が自転車操業なのは恥ずかしいことではではないこと、自転車操業の定義、計画的に自転車操業をすること、自転車操業なりの「借り方、返し方」など本書でかしこく借金経営を学べます。
イザというときの自転車操業のウラ技 どうしても決済することが難しい・・一時的に借りてくることもままならない、または難しくなったときにどうするかに始まり融通をきかせる大切さ、非常に危険な「融通手形」はご法度であること、場合によっては商工ローンで借りるメリットや商工ローンで借りる場合の目安が書いてあります。嬉しいことに、商工ローン返済のウラ技まで著者が教えてくれてます。
税務署の取立てはキツイ! 資金繰りが苦しいと税金よりも銀行への返済を優先にしてしまう人がいますが、消費税だけは払わないといけません。そして最もいけないのは税務署からの呼び出し状を無視することだそうです。税務署は銀行に差し押さえにいったり、会社のお得意先に債権額を聞きに行ったりします。そうなる前に税務署に相談しに行きましょう。きちんと足を運んで、こちらの状態をよく説明することが大切です。意外に知らなかった人も多いのでは?
本書を通して借金と向き合うこと、借金があることは悪いことではないと著者は述べています。借金があることは、信用があってのことでそれに応えていくことが大切なのです。長いこと商売をしていると良いときも悪いときもあるものです。じっとしていれば嵐が過ぎ去ることもある場合もありますがその準備はしておくことが大切です。著者の前向きな考え方、経験を通して学んだことが分かりやすく書かれている一冊です。
第一章 ほとんどの会社は「自転車操業」 第二章 貸す側を理解すれば、借りられる 第三章 実践!「借りる」「借りない」の交渉術 第四章 実践!イザというときの「自転車操業」のウラ技 第五章 「借りるため」の経理と決算のやり方 第五章 知っておくと使える!「借金の法則」
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