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マダム由美子
エレガンシスト/中世西洋文化研究家 [ 文化・芸術 ][ 豊かなライフスタイル ]
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100才までエレガントに生きるには...
2006.12.17
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自分が心地よいと感じる感性と感覚を 大切にすることが「自分らしさ」を深めます
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エレガントとは?
「エレガンス」という言葉には優雅、品格という意味のほかに 「堂々としていて、敬意を払わずにはいられない気品」 「洗練された趣味に支えられ、贅沢ではあるが 華美ではないバラ ンスのとれた美しさ」 という意味があります。
ここ数年、エレガンス、優雅、気品ということばをメディアでも多く目にするようになりました。
よく私たちは優雅な女性のことを「エレガント」と呼ぶことが多いですが 「エレガントな男性」つまり「堂々としていて、敬意を払わずにはいられない男性」も、これからの時代に求められているように感じます。
エレガントな男性って...素敵ですね。 私たち女性もより美しくありたいと思うものです。
エレガントになるには?
エレガントな男性、女性は 内面からにじみ出る美しさや気品につつまれています。 「それは生まれつき恵まれているから...私には関係ない。」
と思っていらっしゃる方、本当にそうでしょうか? そもそも生まれたときからエレガントな人っているのでしょうか。
私の知る限り、そのようなことはありません。 私が調べた結論として言えることは エレガントな美しさは「学んで身につける」ことができます。
これは史実を見ても明らかですし この数年ご指導させて頂いた生徒の皆さまが、素敵になっていく様を見ていて、私も確信したことです。
昔からエレガントな男性、女性と言われた人たちは 「感性豊かな生活環境づくり」を大切に過ごしていました。 特別なことをしていたわけではありません。
ただ 自分が心地よいと感じるものを見て(視覚) 自分が心地よいと感じる音楽に耳を傾け(聴覚) 自分にとって美味しいと感じる料理をカラダに採り入れ(味覚) 自分が心地よいと感じる香りに包まれ(嗅覚) 自分が心地よいと感じるものを身につける(触覚)
たとえば... 庭先に咲く四季折々の色鮮やかな花々 母のお気に入りだったチャイコフスキー作品の華麗なる調べ 食卓に並ぶ気持ちのこもった旬のお総菜の豊かな味わい 湯上がりに心地よく漂うお気に入りの石けんのフローラルな香り 肌触りの心地よいシルキーなクッション
五感を通して豊かな毎日を楽しむ。 この普通の日常生活こそが私たちの豊かな感性を育んでいくのではないでしょうか。
流行に流されることなく、自分が心地よいと感じる感性と感覚を大切にする ことこそ「自分らしさ」を深め、私たちを成長させていくのだと思います。
優しさと、細やかさ、暖かさと...などの個性豊かな内面は ファッション、ヘアスタイル、靴、かばん、 立ち居振る舞いや所作、言葉づかいなどの外面への こだわりを生み、私たちを素敵に輝かせていきます。
こういう生き方ができれば毎日が豊かで幸せですね。
歴史上のエレガントな人物
そういう生き方をして輝いていた 歴史上の美の成功者を男女一人ずつ挙げるなら...
フランスの英雄、ナポレオン・ボナパルト。 スクリーン界の永遠の妖精、オードリー・ヘップバーン。
二人とも、生まれたときから美男美女として生まれたのではなく 家柄も裕福ではありませんでした。
ナポレオンは香水好きでオーデコロンを一月、数百本も使ってしまうほどのオシャレ人。
オードリーは元バレリーナで、「ローマの休日」では気品溢れる王女を本物の王女のように見事に演じきっています。
「エレガント」をめざす第一歩は、まずは自分を知ることです。
日常で、自分の心と身体に問いかけ、 「私にとって心地よいものは何?」 「私にとっていいなあと感じるものは何?」 「今の私に似合うものは何?」 と 「感じる心」「五感・感性」を大切に生活をしたいですね。
皆さまご一緒にエレガンスを楽しみましょう。
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