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午堂登紀雄
株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ代表取締役 [ 資産運用 ]
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午堂登紀雄
[インタビュー]
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33歳で資産3億円をつくった私の方法/三笠書房(1)
2006.06.04
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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「自分は何を求めているのか」というアンテナを張って 自分の方から情報を発信していって欲しいなと思っています。
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仕事オンリーの生活を脱するために、独学で投資を始める
【高城】 今回のゲストは、三笠書房から出版されております、4万部を突破したベストセラー「33歳で資産3億円をつくった私の方法」の著者、午堂登紀雄さんです。午堂さん、本日は宜しくお願いします。
【午堂】 宜しくお願いします。
【高城】 今日のテーマは「たった1年で普通のサラリーマンが大金持ちになれた秘密」についてお聞きしたいのですが、その前にプロフィールから少し伺いましょう。
午堂さんはアメリカの公認会計士のCPAをお持ちで、その後さまざまなご経歴でいらっしゃいますよね。最終的に起業されるのですが、コンビニからコンサルティング。非常に畑違いですよね。どのような経緯があったのですか?
【午堂】 大学を卒業し、就職活動に出遅れて、実は半年ぐらいプー太郎の生活をしていたのです。だんだん「これはまずいな」と思って、とりあえず簿記の1級を持っていましたので会計事務所に就職しました。そこで1年半ほど勤務していたのですが、自分に合わなかったのです。
要するに会計事務所の仕事は数字を扱う仕事がメインで、あまりお客様とコミュニケーションを取ったり、相談に乗ったりする仕事が少ないんですよね。それで「もっとお客さんにじかに接して喜んで頂くような仕事がしたい」と思って、コンビニエンスストアのスーパーバイザーの仕事を始めました。それは「売り上げがどうやったら上がるのか」、「どうやったら儲かるのか」を指導する仕事です。続けた後、ある程度自分なりの成果が出せて、会社的にも認められるようになり、本部のマーケティングにいきまして、比較的高い成果を出すことができました。
順風満帆という状況ではあったのですが、だんだん「自分の成長が頭打ちになっているのではないか」という危機感を感じてきたのです。要するに、自分が何か提案しますと、「どうせ午堂くんの言うことだから、大丈夫だろう」ということで、ほとんどスルーで企画が通る。そうするとなんとなく自分がやっていることが上滑りの印象になり、「このままではいかん。もっとレベルの高いところで、レベルの高い人達と一緒に仕事をして自分を磨かないといけないのではないか」と感じたのです。 そんな時、外資系の経営コンサルティングファームならすごくできる方がいて、難しい仕事のような感じがしたので、「ここなら自分が磨かれるだろう」と転職をしたのです。
【高城】 最終的には会社を起業して、このベストセラーを出すことになるのですが、サラリーマン時代の貯金70万円がたった1年間で資産3億円。
年間1200万というと、サラリーマンでいえば相当な収入ですけども、これを手にされるきっかけになった出来事があれば、少し教えて頂けますでしょうか?
【午堂】 コンサルティングファームでは最初アナリストという一番低いポジションから入ったのですが、そこそこ認められ、コンサルタント、シニアコンサルタントと順調に昇進していきました。年収1千万を超えて、刺激に溢れた仕事にそれなりに充実感は感じていたのですが、自分自身の人生を考える時間がほとんどなかったのです。朝から晩まで仕事。平日はタクシー帰り。土日も仕事。仕事に追われる生活のなかで、「自分はこんな生活を望んでいたのか?」とちょっと疑問を感じ始めたのです。
確かに仕事は非常に充実しているけども、自分の人生全体で考えた時に「仕事オンリーでいいのだろうか」、「もっとバランスを取った方がいいのではないか」と思い始めたのです。その時に「もっと自分がそんなに働かなくても収益が見込めるような仕組みを作った方がよいだろう」と思い始めたのがきっかけですね。
【高城】 具体的な行動に動くまで、どのぐらい時間がかかりましたか?
【午堂】 まず「投資をしよう」と思ったのです。なぜかというと、自分がやはりまだサラリーマンで、時間あるいは手間がかかることはできないので「資産運用から始めよう」と思い、いろいろな投資の対象を研究しました。
本を読み、セミナーに出たのですが、いろいろな投資対象研究をしているなかで、「不動産投資が自分に合っているのではないか」と思いスタートしたので、思い立ってから実際最初の投資をするまではだいたい5ヶ月、4ヶ月ぐらいですかね。
【高城】 ある意味、独学というか、自分でいろいろと吸収して決めていったのですね。
【午堂】 そうですね。本に書いてあることだけではやはり足りないので、いろいろな業者の所へ行って、実際はどうなっているのか現実の状況を学んで、自分なりに考えて判断していきました。
働かなくても収益が稼げる仕組みを作る お金があることによって得られる自由がある
【高城】 本でいろいろな方法論や心構え、生き方をものすごく丁寧に書いてあると思うのですが、やはり自分自身がかなり意識していたからでしょうか?
【午堂】 最初はあまり意識していませんでした。自分でいろいろ失敗しながらやっていくうちに、「結局これが大事なんだろうな」という要点を掴めるようになってきたのです。単なる他人の体験談をそのまま真似してもやはりできないです。
そのなかから「自分に合うものはどういうものなのか」、「その人が言っていることは普遍的にはどういうことなのか」ということを掴み取るように努力をしました。
【高城】 こういうお話は、ある意味自分自身でコソッとやればいい部分もありますよね。それをあえて本にしようと思ったきっかけはあったのですか?
【午堂】 自分の体験談をメールマガジンで配信していた時に、三笠書房の編集者の方から「本にしてみませんか」というお声がかかったのがもともとのきっかけですね。
自分のテクニックなり、内訳をばらすようなことをなぜあえてしたかというと、やはりもっと多くの人に「投資して儲ける」、あるいは「自分が働かなくても収益が稼げる仕組みを作る素晴らしさ」、それから「お金があることによって得られる自由の素晴らしさ」を伝えたいと思ったからです。
【高城】 素晴らしいですよね。当然、実際に本を買って行動を起こし、お金持ちになった方もいるわけですよね。
【午堂】 そうですね。本を読んで私のところに直接問い合わせがきて、「自分は不動産投資をしたい」とご相談に参られて、こちらの方で物件をアレンジして、投資に成功して月々30万円とか、35万円の手取りのキャッシュフローを得られるようになった実績もありますね。
【高城】 著者の方にも二通りあり、ものすごく読者の方と近い方と、逆になかなか見えない方もいらっしゃるのですが、午堂さんは読者の方と会う機会は多いですか?
【午堂】 多いですね。
【高城】 川崎さん、本をお読みになってどうでしたか?
【川崎】 本筋とずれてしまうのですが、質問したくてしょうがなかったことがあります。サラリーマン時代に1千万円の年収があったのに、貯金が70万円。使う暇もないほど働いていらしたと思うのですが、一体何に使われていたのですか?
【午堂】 大きく2つありまして、1つは車です。家族で使う車のほかにもう1台自分でスポーツカーを買って、それをいじりまくったのです。パーツを1個買うのに100万円とか平気でかかったりするのです。
ストレス解消の1つでしたけどね。あと結構お酒を飲むのが好きなので、毎週末のように飲みに行っていました。2万、3万は当たり前。たまに5万円とか結構バンバン使っていたのです。稼ぐ端から使っていくみたいな感じで、お金がどんどんなくなっていって、全くない。
【川崎】 なるほど。
【高城】 リスナーのなかにも耳の痛い方がいっぱいいるのではないかと思いますけどね。
【川崎】 そうですよね。でも午堂さんは考え方がスッと変わられましたね。
【午堂】 そうですね。それから本当に節約生活に入りまして、給料が入ったらすぐ別の口座に給料の半分をガンッと移して貯金し、残ったもので生活する。スポーツカーを売ったり、クーポン券を出して飲みに行ったり、地道なことをしながらためていったのです。
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