|
|
若林史江
ファイナンシャル・アドバイザー [ 株式投資 ]
|
|
|
|
若林史江
[インタビュー]
|
株が好き♪/アスペクト(4)
2005.07.24
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
|
|
常に世の中と株価市場が繋がっていると 考えるといいと思います。
|
身近の情報にも目を向けよう
【主藤】 今花粉症という具体例を挙げていただきましたけども、例えば花粉症の場合ですと、これは単純に製薬メーカーを選ぼうという発想でよろしいですか?
【若林】 そうですね。上がったかどうかの確認はしてないんですけども、ある証券会社のレポートだと、例えば海にたくさん行きますよね。じゃあ、目薬が売れるんじゃないかというと製薬会社ですね。
逆に下がる材料として、例えば猛暑過ぎてテーマパークみたいなところはみんな行かないから、収益が落ちるんじゃないかと。
【主藤】 猛暑という場合ですね。
【若林】 そうです。あ、ごめんなさい。花粉症でしたね。
【主藤】 いえいえ。でも猛暑の場合ですと、今言ったようにプールに行くので目薬、あるいはテーマパークに行かないんじゃないかと、そこまで考えるのですね。
【若林】 あとは飲料関係も押さえるべきですよね。ちなみに花粉症であれば、マスク、または新薬というか、新しい薬がたくさんいろんな会社から発表されたなど、そういった会社が上がったりしていましたね。
【主藤】 なるほど。結構連想ゲームは楽しいですね。
【川崎】 それに気付いて、株価が上がったらすごく嬉しいですね。
【若林】 そうですね。今回のクールビズなんかも、そういった製品会社さん、小売会社さん、百貨店会社さんが上がりましたよ。本当に身近なところが結構動くようになっています。 【主藤】 なるほど。身近な情報にアンテナを張るというのが、すごくポイントですね。
【若林】 はい。あと、私はラジオCMがすごく好きで、テレビほどお金は出せないけども、ラジオのスポンサー料って安いじゃないですか。
【川崎】 安いですね。
【若林】 儲かっている企業は、こういうところから始めていたりすることが多いんですよ。
広告宣伝費は一番削減しやすい部分でもあるんですけど、利益が上がってくると一番打つ場所でもあるので、そういったものをラジオCMで見て聞いてみると、おもしろいですよ。
【主藤】 なるほど。テレビまでいくと、もうその会社の業績というか株価としてはもう上がりすぎているかもしれませんからね。
【若林】 そうです。まだ、先駆け的なところがいいと思います。
情報収集の鍵は本社にあり
【主藤】 これはいいヒントですよね。他に実は本の中で、私がすごいなと思ったコツが「情報収集のテクニックとして、直接本社に電話しちゃえ」と書いてありますが、これは消費者若しくは株主として電話するのですか?
【若林】 はい。株主ですけど。
【主藤】 ちょっとお高いイメージがあって、なかなか本社の広報室なんかに電話はしづらいと思いました。
【若林】 広報ではなくて、四季報を見ると本社の電話番号が載ってるんですよ。そこにかけると受付のお姉さんみたいな方が出て、「すみません。株主なんですけど。」というと、「あっ、少々お待ち下さいませ。」と、ものすごく丁寧な対応をしてくれます。
【主藤】 四季報に載っている電話番号にかければいいんですね。
【若林】 そうです。わざわざ広報とか、支店とかじゃなくて、敢えて本社の代表電話にかけると受付のお姉さん出ます。
【川崎】 たいてい、どんなことを聞くんですか?
【若林】 いや、たいてい何にも言ってくれないですよ。けれども、雰囲気を読んだりするのはすごく大事で、「儲かっていますか。」と聞くと、「いや、それはちょっと数値的なものも言えないんで。」と応えるので、「どうですか。仕事楽しいですか。」みたいな感じです。
【主藤】 そういう世間話的なことから、雰囲気を感じ取ればいいんですね。
【若林】 はい。ポロッと言っちゃう時もあるんですよ。突き詰めて話していくと、「いいことはいいんですけど。」と。
【川崎】 女性は誰かに聞いてもらうと、ちょっと嬉しいような時もありますもんね。
【若林】 そうですね。ポロッと言っちゃうこともあります。
|