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大橋禅太郎
マネージメントコーチ [ 仕事術 ]
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大橋禅太郎
[インタビュー]
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すごい会議/大和書房(1)
2005.10.02
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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うまく行く方法を組織で合意してうまく行くまでやってみよう
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マネジメントコーチという仕事
【高城】 今日のゲストは、大和書房より出版されています、なんと12万部を突破しましたベストセラー、「すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる」の著者、大橋善太郎さんです。大橋さん、今日は宜しくお願いいたします。 【大橋】 宜しくお願いします。
【高城】 大橋さんは実は私と同じ年なんですが、世界を股にかけてお仕事をされてこられたと思うんですけども、今現在の大橋さんの活動というんですかね、お仕事についてちょっと教えていただけますか?
【大橋】 一番ビジネスとしてやっているのはマネージメントコーチと言うのをやってまして、いろんな会社に行って、主にはその社長さんと周りの5〜6人の方々と何回かミーティングを一緒にさせていただきます。 それをやることによって、「今、会社が本当にしたいことは何だったのか」ということのが明らかになったりとか、それが共有・共感を持たれるようになったりとか、「それを達成するのに問題となっていることは何か」とか、計画立ててやってみたけどなかなか思うようにいかない時に解決するお手伝いをしている、とい うのが僕が今メインでやっていることです。
【高城】 なるほど。実際に会社というのはベンチャー企業とか大企業とかいろいろあると思うんですけど、どんな分野の企業さんとの接点が多いんですかね。
【大橋】 僕のお客さんだいたい半分ぐらいが上場企業かちょっと上場手前ぐらいの会社が多くて、または大企業の一事業部といった感じのところです。 今ちょうどいろいろな形で急成長していて、その成長になかなか自分達のチームが追い付いてない、というのがだいたい半分ぐらいです。残りの半分、全体の4分の1ぐらいが僕達何も悪いことしてないのに、急に物が売れなくなったというところです。 例えば、あと5年ぐらい売れると思っていたものが急に先月売れなくなったとか、そういった周りの環境で問題が起きてきた人たちとか。あと4分の1ぐらいがファミリービジネスで経営の世代が親父さんから息子さんに代わる時に、じゃあどうやってうまく変えていくかといった感じのお客さんが多いです。
ベストセラーのきっかけは小冊子
【高城】 今幅広い企業さんと接点があると思うんですが、この「すごい会議」という本がいろんなきっかけになってですね、大橋さんのお仕事も幅が広がってらっしゃると思うんですけどもこのベストセラーの「すごい会議」この本が出た出版のきっかけみたいなものも少し教えていただけますか?
【大橋】 僕がやっているある意味手順なんですけども、僕がアメリカで会社をやっている時に、それをユダヤ人のハワード・ゴールドマンからそのサービスを受けたんですよね。僕は偉そうにものを言う人嫌いなので、「そいつをつぶそう、つぶそう」としてたんですけど。
【川崎】 最初の印象はすごく悪かったようですね。
【大橋】 つぶれないんですよ、なかなか。そのユダヤ人のハワードが。つぶそうとやっているうちに、「あっこれはすごいな」と僕は思いだして、日本でそれをやろうということになって、最初はハワードを日本に連れてきて、日本の企業にやってたんですよね。「僕、将来やりたいかな」と思っていたので彼のやることメモってたんですよ。
【高城】 なるほど。
【大橋】 またはハワードが「メモれ」って言うんで、そのメモったものをお客さんだとか、「僕このやり方を勉強したい」という人達に渡してたんですよ。小さな小冊子を作って。
【川崎】 それは無料でですか?
【大橋】 そうですね。「経営手順」という70ページぐらいの小冊子なんですけど。
【高城】 それは大橋さんご自身がまとめて。
【大橋】 そうです。それを見た出版社の方が、「これ本にしたい」と、言われて実際この「すごい会議」というのは前半の3分の2がストーリーになっていて、後半の3分の1がその手順になっているんですけども、もともとその手順、後半の3分の1の部分が70ページになってたものを、出版社の方が出版しましょうと。
【高城】 なるほど。
【大橋】 ところが手順だけだとやってみないと分からないんで。
【川崎】 分からないですね。
【大橋】 雰囲気的になかなかわかりにくいということで最初手順の説明をするのをやめて、ストーリーにしましょうということで、こういった形で出るようになったわけです。こういった形っていうのは、ストーリーと手順ですね。
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