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八坂裕子
詩人・エッセイスト [ コミュニケーション ][ 自己実現 ]
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八坂裕子
[インタビュー]
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頭のいい女、悪い女の話し方/PHP研究所(1)
2005.10.16
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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頭がいい人は、学歴に関係なく、 ハートがある人だと思います。
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満を持して出版されたベストセラー
【高城】 今回のゲストは、PHP研究所から出版されております、なんと17万部を突破したベストセラー、「頭のいい女、悪い女の話し方」の著者でいらっしゃいます八坂裕子さんです。八坂さん、今日は宜しくお願いいたします。
【八坂】 こちらこそ。こんにちは。
【川崎】 宜しくお願いします。
【高城】 文庫で17万部というのは、ものすごい大ベストセラーですよね。
【八坂】 そうですか。ありがとうございます。
【高城】 早くも17万部突破ということで、ご著書を読みながら話をさせていただいているんですけども、大変多方面でご活躍をされていらっしゃいます。最近の活動について少し教えていただけますか?
【八坂】 最近は次の本を今書いてます。これの「続」というか。書いていると、もっと書きたい、もっと書きたい、っていろいろ湧いてくるのね。
だからおそらく3冊、4冊になっていくんじゃないかな、と思って。これ読んで下さった方が「もっと読みたい」とか、「今2度目、3度目読んでます」っていうお便りくださるの。
【高城】 素敵ですね。八坂さんは文学座を修了、ご卒業と言うんですかね。
【八坂】 修了ですね。
【高城】 修了と言うんでね。修了されたということで、いろんなコピーライティングをされたりとか、詩を書いたりとか、いろいろな部分で文学的なと言うんですかね、創造的なご活躍をされてらっしゃいますけど、今プロフィールの中でご紹介出来なかったところで、詞と言うか、歌というんでしょうか。
【八坂】 そうですね。ハローキティの作詞したり。
【高城】 ハローキティですか?
【八坂】 ええ。キティちゃん。だから南アフリカとか、香港から印税200円とか来るの。
【高城】 コマーシャルも手がけていたと伺いましたが。
【八坂】 そう。コマーシャルは資生堂とか、スプライトとか、カネボウとか、JALが出来た頃ジャンボ機とか。亡くなったティナ・ラッツさんが映画館でもやったシリーズみたいなものとか、20代の頃はそのコピーとかコマーシャルの仕事も随分やりました。
【高城】 もともと資生堂さんも文化的なお仕事をたくさんされている企業さんだと思うんですけど、『花椿』という会報誌でどんなお仕事をされていらっしゃったんですか?
【八坂】 その時はね、『花椿』が多分一番いい時だったと思うんですね。それで編集長の山田さんがおっしゃったことでずっと忘れられないのは、その時に「『〜の女』って使いたいんだけど、まだ使えないんだよね、まだ『女性』なんだよね」って。 それが今、「頭のいい女」って使えるようになった、その流れっていうのを感じます。
当時の資生堂っていうのは、ものすごく今より斬新でしたよね。60年代の資生堂。それなのにやっぱり「女性」だったんですよ。その感覚とか意識、当時から「私は新しい」って山田さんは思って下さったらしいんですけど、その私が歩んできてここまで来られたってかんじ。
【高城】 じゃあ「頭のいい女、悪い女の話し方」というこの本は、満を持して出版されたということですよね。
【八坂】 そうですね。
「女性はもっと素直になれる」というメッセージを込めて 【高城】 この本が実際に出版になるきっかけを教えていただけますか?
【八坂】 PHP研究所の『カラット』っていう雑誌がありまして、そこが「頭のいい女、悪い女の話し方」っていう特集をしたんです。それで原稿依頼が来て、私の文庫の担当者と話しているとき「原稿依頼が来たのよ。これって本になるわよね」って私が言ったら、彼女が電話の向こうで「したいです」って言ったのよ。 それで「やりましょう、10月に会議に出します」って言って。その間に私はちょっとフランスへ海老蔵のパリ公演を見に行って。
【高城】 いいですね。
【八坂】 それで帰ってきたら「決まりました」って言うんで、それから本当に忘れもしない12月25日からスタートして、お正月をかけて10週間本当に集中して。自分でも、よく書けたと。
【高城】 約2ヶ月ですね。
【八坂】 はい、そうです。
【川崎】 最初は他の著者の方のタイトルにインスピレーションを受けて。
【八坂】 そうですね。それでその本も読ませていただいてね、今までこういう切り口で誰も書かなかったっていうね。でも私だと詩を書く立場からで、もっと違う書き方で女の人達にね、今の話し方を否定しないで「もっと素敵になれるわよ」って言いたいことがいっぱいあったので、それを盛り込んだつもりです。
【高城】 あの、表紙の女性の方のイラスト、かわいらしいというか目がキッと厳しい感じでですね。こういったイラストのタッチとかは通常で言うと「文庫ではないな」という気がするんですけど。かなりこれは挑戦的な本のような気がするんですけどね。
【八坂】 そうですね。なんか凛としたというか。そういう出会いも、本の運命みたいなのものがあるんじゃないかしら。
【高城】 なるほど。
【八坂】 私はもう十何冊本を出してるんですけど、いつも何刷りかにはなるんだけど、こんな風にヒットしたのは始めてで、すごくそれを今味わってるんですけど。本と時代とか、時とか、タイミングっていうね。
【川崎】 そうですね。
【八坂】 本の運命をすごく感じます。
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