|
|
中山庸子
エッセイスト、イラストレーター [ 自己実現 ]
|
|
|
|
中山庸子
[インタビュー]
|
今日からできるなりたい自分になる100の方法/幻冬舎(3)
2006.02.19
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
|
|
毎日の小さな積み重ねが いい人生をつくると思っています。
|
何か一つ、新しい一歩を踏み出そう
【主藤】 イラストについてですが、もちろんもともと美術の先生ですので、ご専門の分野ですから、直接この本に書かれている内容に合った絵を描かれたのですよね。左側が全部、絵ですよね?
【中山】 そうです。全部左側は絵です。
【主藤】 非常に読みやすいですよね。
【中山】 そうですね。
【主藤】 読んでいても非常に楽しい本に出来上がっています。やはり絵と一緒に文章があるというのは、今までの本と比べてやはり違いますか?
【中山】 そうですね。自分で描いていてもすごく楽しかったです。具体的なヒントがいっぱい入っているので、忙しい時はとりあえず絵だけ見て頂いて、具体的なことの裏づけになることは、「一体どういうことから発想しているの?」ということを文章ページで読んで頂くと、とてもお買い得だと思います。
【主藤】 絵だけ読んでも確かにおもしろいですね。
【中山】 絵だけで十分伝わることがたくさんあるんですよ。もうちょっと深く知りたいと思った時に、文章ページを読んでもらうととてもいいですね。
【主藤】 新しい読み方で、いいですね。本を1冊買うと、どうしても始めから終わりまで全部読まなくてはいけないと思いますよね。
【中山】 そうですよね。
【主藤】 脅迫観念にかられたりすることもありますが、これは絵本みたいな感覚で始めは読めますね。
【中山】 そうですね。暮らし方絵本みたいな感じで。
【主藤】 なるほどですね。わかりました。今までいろいろな方から反響があったと思いますが、もう100冊以上、累計も100万部以上出ているので、どのような方から反響が多いですか?
【中山】 女性で幅が広くて有難いのですが、10代の方から上は私の母の年齢ぐらい、60代、70代の方までお手紙を下さりますよ。やはり一番嬉しいのは、「何かを踏み出す一歩のきっかけになった」とおっしゃって頂くことですね。
提案が多いので、1つは100の方法、もう1つは72ですし、「何でこんなにいっぱい出すの」、「もうちょっと絞れば」とか言われるのですが、人それぞれやはり精神状態や環境や年齢に応じて、今はここを何とかしたいと思うものです。自分自身を総取り替えというのは大変ですよね。
【川崎】 難しいですね。
【中山】 でも方法が100あったり、72あったりすると、「ここならとりあえず始められそう」とか、「私と考えていたこととすごく似ている」というものが入っているんですよ。
そこからまず一歩踏み出してもらう。だから、昔寺山修二さんの「書を捨てて街へ出て行こう」という言葉がありましたけど、私の本を読み終わったら、「さあ、何か一つ今までと違う新しいことが始めたい」という気持ちになってくれればいいですね。
男性が女性の繊細な気持ちを知るために
【主藤】 最後にこの番組を聴かれているリスナーの方、特に男性のビジネスパーソンの方が多いのですが、男性に向けて何かアドバイスやメッセージはありますか?
【中山】 是非、男性に読んで欲しいですね。「女性はこんなに細かいところまで気くばりしている」とか、「女性は一日生きていく中でいろんなことをしなくてはならなくて大変だな」ということを知って頂きたい。
ビジネス系の雑誌で取り上げて頂いたこともあるのですが、上司の方が「OLさんの気持ちがすごくよくわかった」と言って下さりました。
【川崎】 そうですよね。
【中山】 私はきちんといつもストッキングをはいて、身だしなみを整えて通勤列車に乗っていく女性へのエールをすごく入れています。その彼女達と日頃接している男性が「ああ、彼女達がこんなにけなげにいろいろもっと良くなろうとしているんだ」ということをちょっと覗いてもらうと、ものすごくよくわかると思いますね。
【主藤】 そういう勉強の仕方の1つのツールとしてね。
【中山】 ツールとして、すごくいいと思いますよ。
【主藤】 女性の部下を抱えている上司は。
【中山】 必読ですね。お嬢さんがいる方もいいですね。
【主藤】 家庭でもいいですね。
【中山】 はい。
【主藤】 なるほど。わかりました。本日は、「今日からできる−なりたい自分になる100の方法」著者でいらっしゃいます、中山庸子さんにお話をお伺い致しました。中山さん、今日はありがとうございました。
【中山】 ありがとうございました。
【川崎】 ありがとうございました。
|