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後藤芳徳
作家 [ コミュニケーション ]
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後藤芳徳
[インタビュー]
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チャンスと出会うための人脈大改造/現代書林(1)
2006.03.19
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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相手が困っていることを聞き出して、 それを助けてあげることが人脈作りの第一歩だと思います。
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「扱いにくい人」を扱うにはノウハウがある
【主藤】 今回のゲストは、現代書林から出版されております、2万部を突破したベストセラー「チャンスと出逢うための人脈大改造」の著者でいらっしゃいます、後藤芳徳さんにお越しいただきました。後藤さん、今日は宜しくお願いします。
【後藤】 宜しくお願いします。
【主藤】 とても興味深いご経歴をお持ちでいらっしゃいますが、現在は主にどのような活動をされているのですか?
【後藤】 「扱いにくい人」を扱うところから得た知見を、一般企業さんに導入するお手伝いをしております。社長さんに対しては、いわゆる経営コンサルタント的なアドバイス、コーチング的な仕事もしております。
【主藤】 非常に幅広いジャンルの著書をお書きになっていらっしゃいますが、今まで何冊くらい本をお書きになられたのですか?
【後藤】 今出ている冊数は15冊でしょうか。
【主藤】 すごいですね。
【後藤】 いいえ、とんでもございません。
【主藤】 その中で、今回は人脈ということにテーマを絞って書かれたわけですよね。なぜ、後藤さんが人脈にテーマを絞って本を書こうと思われたのですか?
【後藤】 最初は、テーマが決まらないで、出版社さんとお話をさせていただいたときに、何かやりましょうというところから始まることが多いのです。雑談をしている中で、こんな話が出ました。
私たちが関係する風俗とか水商売のジャンルでは、身内にものすごく利用されてだまされたりとか、彼氏ができたらその彼氏がヒモだったりということが多いのです。付き合ってはいけない人とか、その時期に付き合ってはいけない人脈によって、ものすごいピンチに追いやられている人がいるんです。あるいは、そういう状況から脱するのに、ある1人の人をきっかけにして卒業していって、ビジネスチャンスを掴んで、実際生活も豊かになったりするようなケースがあるんですよね。
そのことを話していたら、ではその話で、ということでまとまって1冊になったのです。
【主藤】 風俗あるいは水商売、この分野が後藤さんのバックボーンになっているのですね。
【後藤】 そうですね。学歴もないので、子供の時に手っ取り早かったから(この業界に)入った、みたいなところもあるのですけれどね。
【主藤】 しかし、だからこそ「扱いにくい人達」という表現ありました。今は経営コンサルタントという立場で、お話をされることも多いと思うのですが、いわゆるビジネスを展開していく上での一番大変な、あまり知識もなく、物覚えも決して得意ではない人達を扱っていらっしゃったというご経験は、今になって思うと強みになっていますか?
【後藤】 そうですね。本当に色々な会社さんをお手伝いさせていただいて思うのが、僕が関係していた人達より大変なところは無いのですね。本当に無いのですよ。
【主藤】 スタートラインが恵まれているところもありますね。
【後藤】 他の会社のお手伝いが簡単に思えます。
【主藤】 なるほど。そういう後藤さんだからこそ、色々なノウハウがあるのですね。
【後藤】 (ノウハウが)あると信じたいですね。
目標達成のために「人脈図」を作ろう
【主藤】 その中で、今回は人脈ということがテーマです。人とのつながりが、仕事を広げていくということに気づいたということですが、本の中に人脈図というお話が出てきますね。これは実際にご自身でもお使いになられていたりするのですか?
【後藤】 そうです。あることを始めようとしたときに、きっと必要な構成要素があると思うのですよ。それを書いていくと、足りないところが分かったりするのですね。この足りないところについて、「誰か紹介してくれないかな」とか「こんな人間を探しているのだ」とこちらが発信すると、それに対して、「俺の知り合いでよかったら紹介するよ」という人が出てきてくれたりするものです。
既に持っているところは自分で認識できますから、持っている人脈に色々なことを相談すると、その方が直接お手伝いをしてくださらなくても、そのジャンルの新しい人間の探し方を教えてくださったりするものです。
何かを達成しようとしたときに、自分にはどんな構成要素の積み上げが必要なのかという分析をするために、最初に必ず人脈図を作りますね。必ずやります。
【主藤】 人脈を作ることが得意な人と、苦手な人っていると思うのですよね。
【後藤】 実は、僕はそんなに得意ではないですよ。得意じゃないから考えるのですよ。得意な人は、たぶん気づいていないと思います。どういう風にやったらいいのか、などとは考えないと思いますね。
僕は苦手だったから、あまり得意ではない人に対して、「こういう風にアプローチしたらうまく行くんじゃないの?」ということで、日常的に自分の周囲に伝えていることを本にさせていただいているのです。
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