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杉本宏之
株式会社エスグランドコーポレーション代表取締役社長 兼 CEO [ 社長の哲学 ]
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杉本宏之
[インタビュー]
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若い時は素直で謙虚な部分を持ちつつ突っ走ることも大事です(2)
2006.10.29
[ TOPBRAIN RADIO ] 高橋幸司の仕事の哲学
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綺麗事を一切抜きに世の中の流れを見てニーズに合ったものを提供していかなきゃいけない
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“素直で謙虚でギラついている人”を応援します
高城 いくつかまだお聞きしたいんですけども、杉本さんが200億を超える会社の経営者になった今の立場としてお聞きしたいんですけど、自分がもっと会社を大きくしたいとか、これからも伸ばしていきたいと思える自分の中の起爆剤になってるものって何ですか?「もういいや。ここまで来たら」という人だっているわけですよ。さっき志はまだ1割とおっしゃってましたけど、残りの9割を頑張りたいと思えるものって何なんですか?
杉本 そうですね、それはもうビジョンと言うか、自分自身の目標ですね。あとはやっぱり正直、下世話な話をしてしまうと、IPをして公開した社長さんはお金が出来るじゃないですか。僕も株売りやがって、と掲示板で叩かれてたりするんですけど。それなりのお金を持って、例えばそれが別荘を買おうとか、女はべらかせて毎日遊ぼうとか、EXITしてそのまま引退してあとは悠々自適に、とかいろんな人の考え方あると思うんですよね。当然、私のように頑張る経営者の方のほうが多いと思うんですけど、いろんな考え方がある中で僕はお金を実際持ってみてお金はそんなに要らないな、と自分自身で痛感したので、自分の個人資産も使ってでも会社を大きくするということが自分の人生目標、ライフワークなんだなという風に思ったんです。趣味も今はそんなになくて。まぁ今は若いからだと思うんですけど、年配の人にもよく「お前は若いからだ。40になって同じ事言ってたらお前に1億やる」とか言われたことあるんですけど。
川崎 それはそれで嬉しい。
杉本 船買いましょうよとかいろんな事言われるんですけど、あんまり興味がないというか。生活も本当に質素で、今はとにかくビジネスに、会社を大きくするために自分の個人資産をつぎ込んででも企業を1千億、売り上げる会社にしたいという思いだけしかないんですね。なぜか思考がそういう風にいってるんですね。
高城 一方で今「20代の経営者の会」という会の代表もされていて、或る意味で目標になっている部分もあると思うんですよね。杉本さんになりたいというような形で憧れてくる経営者も増えてきて、今度は自分の会社だけじゃなくてまわりのそういう会社を興す人が増えている中で、そういう応援もされていますよね。
杉本 そうですね。お蔭様で出資させていただいたりということもちょこちょこあります。
高城 そういう時に「こういう人を応援したい」っていうのは何かあるんですか?
杉本 そうですね。これ結構いろんな方に影響を受けているんですけど、基本的には素直で謙虚でギラついてる人。ちょっと矛盾しているんですけど。
川崎 野心があるような人ですか?
杉本 そうですね。でも割と素直なところがあって且つ謙虚。したたかな部分も必要なのかな、と思うんですけど、基本は素直で謙虚でギラついてる人を基本感において出資してるんです。先日もたまたま出資させていただいた会社が3ヶ月で5千万投資して経常利益で5千万出してくれたんですよ。結構若い人達の勘違いしたパワーを高城さんもすごく感じられる時があると思うんですけど。僕もそうだったんですけど、勘違いして突っ走ることが或る意味大事だな、って思うんですよね。ただ、素直で謙虚な部分を持ってないと調子に乗ってワーっていっちゃうと潰されちゃう、もしくは自爆していくじゃないですか。そこを基本感として頭に入れて投資しています。
高城 なるほど。まだいろいろお聞きしたいことはあるんですけども、杉本さんに哲学について幾つかお聞きしましたが、ラジオを聴いているリスナーの皆さんに対して最後に杉本さんから是非これだけは伝えておきたいビジネスに活かせるアドバイスがありましたら少し頂けますか。
杉本 そうですね。ポジティブシンキングが大事だと思いますね。これは人生においてもそうだと思うんですけど、何事も諦めたらお終いだと。非常にありきたりなんですけども、僕は「会社潰すぞ」と言われたり、銀行から見放されたりという経験を20代にして何度も経験してきたので、そういう意味ではまわりの意見ではなくて自分が信じた道であれば諦めずに突き進むということが大事なんではないかなという風に思います。
高城 はい。
川崎 有難うございます。 本日のゲストは株式会社エスグラントコーポレーション代表取締役兼CEO 杉本宏之さんでした。
高城 どうも有難うございました。
杉本 有難うございました。
川崎 有難うございました。
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