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石田淳
行動科学マネジメント研究所所長 [ 経営 ]
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石田淳
[インタビュー]
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続けるために必要なのは、努力より「技術」(3)
2007.07.18
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英会話、ダイエット、禁煙、勉強――― どれもに効果的な、挫折と無縁になる方法
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□「できないこと」は行動科学ですべて解決できる!
――――最近、『すごい「実行力」』という新刊を出されたということで、そちらのお話も少しうかがえますか。
この本はどちらかと言うとビジネスパーソンに向けて書いたものです。なかなか人前で話ができないとか、プレゼンが苦手だとか、営業に行くのがあまり好きじゃないとか、クレーム処理をするのが苦手だという方は、結構いらっしゃると思うんです。それをどうやれば行動科学的に改善することができるのか、ということについて書きました。
――――書かれているテーマは違っても、行動科学の中で新しい領域を書かれたということですね。
そうですね。今までは「できないこと」となるとどうしても、その人本人のせいになってしまった部分がすごく多かったと思うんです。やる気がない、とかですね。でも本当はその人の内面ではなくて、行動の部分を改善すれば、たいていどんな人でもプレゼンはできるようになるし、人前でも話せるし、営業もできるし、クレーム処理もそんなに苦もなくできるんだよ、ということを書いています。
――――行動科学を使うことによって、ビジネスパーソンは無理なくいろいろなものの環境を作ることができると?
そうですね。楽しみながら改善することができるんです。
――――では、マネジメントなどにすごく使える部分がありますよね。
もちろん、そのまま使えると思いますよ。
――――日本のビジネスで上司と部下というと、どうしても「上下関係」というものに集約されてしまいますが、そういうことではないと?
そうです。そのままではマネジメントというものは、これからいろいろなシーンで大変になってくるのではないかと思います。やはり部下のいい部分を引き出してあげるのが上司の仕事ですから、どうすれば部下が楽しみながら仕事をできるか、そのための設定してあげることが必要ですよね。
――――これから書きたいと思われているテーマはありますか?
あります、あります。
――――ではこれから続々と新作が出てくる、と。
そうですね、できればそうしたいなとは思ってます。
――――楽しみにしております。 本日のゲストは『続ける技術』の著者、石田淳さんにおいでいただきました。 「続ける技術」において大事なことは、悲壮感を持ったり辛いことばかりを考えているとできないということですね。大切なことは楽しくなるように仕掛けること。それができれば誰でも続けることができるということを、本日は教えていただきました。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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