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安田佳生
株式会社ワイキューブ代表取締役 [ 仕事術 ][ 人材採用 ]
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安田佳生
[インタビュー]
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採用の超プロが教えるできる人できない人/サンマーク出版(5)
2005.04.03
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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採用方法と教育方法について 経営者に気づいてほしい
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経営者も社員もお互いを高めあう努力をしよう
【主藤】 面接の時にも自分のできないところや弱いところというのを正直にお話してもいいですか?
【安田】 もう全く問題ないです。 ここはできるけど、ここができない、だからこういう努力をしていこうと思っています、とフォローを入れればもう完璧ですよね。
【主藤】 確かにそうですね。率直で、素直さが伝わります。
【川崎】 素敵な人という感じがしますね。
【安田】 でも、そういう人はなかなか会社を辞めませんけどね。
【主藤】 転職の市場っていうのはいい人が辞めなくなってきていますか?
【安田】 いい人は辞めないし、(そういう人は)辞める時に転職活動をしないですね。もう色んなところから声がかかりますから、辞めた瞬間に、次へ行くところが決まっているわけですよ。
【主藤】 不動産のいい物件みたいなものですね。表に出ないんですね。
【安田】 表に出ないです。
【主藤】 なるほど。最初の話に戻りますが、採用する側の社長の方は、ますます人材にも気を遣わなければいけないし、自分の会社のどこに問題があって、どういう人がほしいかっていうのをしっかりと見極めないといけないということですね。
【安田】 そうですね。
【主藤】 社長も自分に向き合わなきゃいけないし、転職する側も自分に向き合わなければいけないと。
【安田】 どっちも自分が悪いんですよ。
【主藤】 どっちも自分が悪い。
【安田】 あの、よくミスマッチとか言われるじゃないですか。私から見ていると、ミスマッチなんかないですよ。
同じようなレベルで、つり合っているんです。けれど、自分の会社のレベルを置いといて、経営者側はもっといい人材をほしいと、なぜ採れないんだ、そしてミスマッチだと思っているのです。
就職する方も、もっといい会社があるのに、何で俺はここなんだと思っているだけですよ。その会社の採用力と人材の能力って綺麗につり合っています。だから、ミスマッチを解消しようと思ったら、自分の会社を良くするとか、自分が良くなるとか、もうこれしか方法はありません
【主藤】 お互いがちゃんと自分に向き合って、自分を高めるという努力が必要なんですね。
【安田】 そうです。
成長し続けるためには、自分の価値観やこだわりを捨てることが必要
【主藤】 沢山いいお話を聞かせていただきました。最後に約1分間位、安田社長の方から、このお話をお聞きのリスナーの方に何かメッセージを、お伝えいただければと思います
【安田】 今の話とかぶりますけれど、人間って向き、不向きがあるわけです。できることもあればできないこともありますが、できることの方が少ないですよね。
だけど、世の中はいろんな仕事がありますから、すべての仕事に向いていない人なんていません。だから、今まで自分が何やってきたかというのにこだわらずに、仕事を探した方がいいと思います。
大体、人間が成長する時というのは、何かを得て成長すると思います。しかし、ほとんどの人の成長が止まっている原因というのは、今までやってきた経験やキャリアとか自分のこだわりを捨てられないからなんですよ。
だから、できるだけこだわりを持たないことです。捨てることによって成長するっていうパターンも、あるんだということをやっぱり認識した方がいいですね。
【主藤】 積み上げてきたキャリアというものがありますよね。それを生かして更に上を行くっていう方法もありますが。
【安田】 そう思っていると、なかなか自分の常識から抜け出せません。 だから、今までやってきたキャリアや自分の価値観とか常識なんていうのは、もう全部捨ててしまった方がいいですよ。
これは絶対捨てたくないんです、という人とかいますが、そういうものもできるだけ持たない方がいいですよ。なぜかというと、本当に捨ててはいけないものというのはなかなか自分では分からないですよ。
【主藤】 自分が捨てられないと思っているものは、実はたいしたものじゃないということですか?
【安田】 1回捨ててみると、「あ、あんなもんだったのか」と思いますよ。本当に大事なものは捨ててもなくなりません。だから、とにかくこだわらないで全部捨てると、変わると思います。難しいですけどね。
【主藤】 本当に他ではなかなか聞けないお話を今日はいろいろと、聞かせていただきました。本日は「採用の超プロが教えるできる人できない人」の著者でいらっしゃいます、安田佳生さんにお話をお伺いしました。どうもありがとうございました。
【安田】 ありがとうございました 。
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