デキる部下は「報告」しない (あさ出版)
当たり前のことしかできない部下でいいの?それがひとつ上の部下テクニック!!
[主著者]小松俊明
『デキる上司は定時に帰る』の第2弾。今度のテーマは「デキる部下」です。デキる部下に必要なのは、自分自身で考え、仕事に“プラスα”を加えられる力。そのうえで、著者は5つの力を身に付けるべきだと言います。さて、その力とは……? キーワードは、サーチライト、セルフ・ドクター、ダーツ、パイロットです。
デキる部下はきっちり報告するんでしょ、って、そりゃ当然かもしれません。ただし、実は上司の立場からものを見た場合、部下の報告ってやつは、結構、的を得ていないものなんです。たとえば、報告してほしいことは報告せず、逆に報告してくれなくてもいいことを報告して、上司の時間ばかりを消費してしまう。そう、世の中の上司は嘆いているのです。 「デキる上司は定時に帰る」という本を書いたとき、実は上司に悩む部下の方々が多く読んでくださいました。読後の感想を送ってくれる方の多くは、実は自分は部下であり、この本で紹介されているような上司が自分の上司だったらいいのに、という意見が多かったのです。 ただ、上司も実は部下に、もっとできる部下になってほしいと思っているものです。ですから、今回、「デキる上司は定時に帰る」の続編として、「デキる部下は報告しない」を作りました。へんなタイトルですか? まあ、前作もちょっとキャッチーなタイトルでしたから、それに負けないよう、今回の部下本も色々とアイディアをねりました。 さて、冒頭の話に戻りますが、部下には報告の義務があるものです。それがゆえに、できる部下というものは、きっちりと的を得た報告ができるものです。なのに、「デキる部下は報告しない」なんていう、ふざけたタイトルの本を作るなんて ! と憤慨しないでください。というのも、この本の中で、報告の仕方にかかわらず、色々とデキる部下になるためのアイディアを書きました。そのひとつとして、報告にスポットライトをあてているのですが、ようはデキる部下は、一方的な報告はしないということ。一定の目的意識をもって、工夫した報告をしているのです。いわば、上司との双方向コミュニケーションを喚起するような、うまい報告、働きかけをしているのができる部下であり、そんな話を詳しく書いてみました。ご期待ください。
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