8万部突破!

上司になったら覚える魔法のことば

企業の経営の環境が変われば経理の環境も変わると考えよう
[出版社]中経出版
[主著者]秋田稲美


「どうして始めようと思ったの?」 ビジネスでは責任感とプレッシャーで過労がたまり、体調を崩す人がいます。しかし仕事に対して、ストレスを感じずやり遂げる人もいます。この両者の違いは何でしょうか? それは仕事を「やらなければならない」、あるいは「やりたい」と感じて取り組んでいるかの違いだったのです。そこで部下がくじけそうになった時は、「どうして始めようと思ったの?」という一言をかけてあげてください。本人が「やりたい」と思った瞬間を思い出させることで、前向きに物事を継続する力が養われるでしょう。
ズレは早め早めに微調整する 「何度言っても部下が動かない」「指示がうまく伝わっていない」という悩みを持つ上司と部下は、早めにズレをなくす工夫が必要です。長期にわたるプロジェクトの場合は、お互いの進行状況や方向性を確認しながら進めます。 部下は、上司が自分の目標や進行状況を把握してくれていると、上司への大きな信頼感につながります。また、上司も部下の状況を把握することで、具体的な課題やプランも見えてくるはずです。こうした一体感が、仕事の成果を高めるのです。
部下のモチベーションを上げ、維持する3つの法則 1.今の自分を正しく把握している(過去の栄光にすがりついていない) 2.ゴールを明確に認識している 3.ゴールを達成するための具体的な行動計画があり、実際の行動に移している
上司は、この3つの順に従って部下に話しをすることで、部下にも強い共感を生むことができます。そして、上司自らが目標をたて、実際にやり遂げる姿を見て育った部下は、いつの間にか自ら目標をたて、モチベーションを保てるようになるのです。
この他にも本書では、さまざまな状況に応じた上司と部下のコミュニケーションの秘訣が述べられています。ビジネスにおいてはコーチングや経営手法など、さまざまなノウハウが存在します。しかし、原点にあるのは上司と部下という一対一の関係です。自分にも部下にもプラスの言葉を掛け続けることで、お互いのさらなる成長をしていってください。
第一章 このひと言で部下の行動が変わる 第二章 このひと言が部下の個性を伸ばす 第三章 このひと言でコーチングが根づく 第四章 このひと言が自分を変える 第五章 強い組織を作ったリーダーの魔法の言葉
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