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「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣

他人との関係を良好にし、自分の人生をよりよくしていこう
[出版社]フォレスト出版
[主著者]箱田忠昭


人はまず否定する生き物 買いたいものがある時に、現物を見て「これはいい。今すぐ買おう」と考えることはあまりないと思います。普通はまず商品をチェックするのではないでしょうか。人は「本気で買おう」と思っているときほど、その商品を注意深くチェックしようとするのです。 その態度は一見否定的にも見えます。しかし、この状態のお客様に対して「買う気がない」と判断してしまうのは大間違いなのです。人はまず最初に「ノー」と言うと著者は言います。これを知ることがコミュニケーション上手になるための第一歩なのです。
J・F・ケネディが多用したケネディチョップ 雄弁家のケネディは演説の際に空手チョップのように手を振り下ろすしぐさを何度も繰り返したそうです。手を上下に動かすと言うしぐさは、人に対して話し手の熱意を伝えることができるのです。 また、逆に下から上へゆっくりと手を動かすしぐさは、包容力や暖かさを人に伝えることができます。タイミングを見計らってこれらの動作を行うことで、話の内容が聞き手へ与えるインパクトはより大きなものになります。
最初の4分で聞き手が話し手の人柄を判断する順番 人の話を聞く時に、聞いている人はまず最初の3秒で話し手の見た目を元に判断します。そして、つぎに30秒程度の挨拶を聴いている間に声のトーンやスピードなどから人間性を判断します。最後に話の冒頭3分程度の間に、態度や話の内容から話手への最終的な判断を下してしまうのです。 この3・3・3の法則をしっかりと頭に入れて人と話すことによって自分の印象をある程度コントロールできるようになります。 人は見かけで60%近くを判断してしまうという「メラビアンの法則」というものが紹介されてます。これは決して話の内容をないがしろにしているということではありません。
人は自分でも気付いていない本心がしぐさに出てしまうものなのです。だから聞き手は本能的に話し手のしぐさから本心や雰囲気を読み取ってしまうのです。自分が自覚せずにしてしまうしぐさはどのように受け取られるのか?これを知るだけでもこれからの人生が大きく変わってくるのかもしれません。
第一章 絶対に知っておくべき「人間の心理」 第二章 良い人間関係をつくる「話し方」 第三章 説得力を出す「話し方」 第四章 人生に駆け引きは必要!簡単に使える!「プロの交渉術」第五章 あなたの話は見られている!「身体の使い方」 第六章 知っているだけで「気持ちがラクになる」 スムーズな「クレーム対応」
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