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「聞く技術」が人を動かす ビジネス・人間関係を制す最終兵器

人の話を聞くことは積極的なコミュニケーション
[出版社]光文社
[主著者]伊東明


会話を豊かにする基本テクニック 質問には2つの方法があるのを知っていますか?例えばアポイントを取る際に「今週の金曜日は空いていますか?」と聞かれれば、「はい・いいえ」とあらかじめ答えの選択肢が決まっています。これを「クローズド・クエスチョン」と言います。また「いつにしましょうか?」と聞かれると回答する側は答えを自由に発想することができるので、これを「オープン・クエスチョン」といいます。まず基本的には、オープン・クエスチョンで質問したほうが、相手が自由に答えることができるため、会話が広がりやすいという利点があります。これらの「オープン」と「クローズド」を使った会話の内容や目的、または相手と自分の関係によって、組み合わせを使い分ける方法が紹介されています。
信頼を勝ち取る心理テクニック 聞き上手といわれる人を観察してみると、相槌を打つだけで相手をどんどんしゃべらせ、話題を引き出していることがわかります。聞き上手は相槌上手です。そしてもうひとつのポイントは相槌を打つタイミングです。単純だと思ってしまう方も多いと思いますが、繰り出すタイミングによって深い意味やメッセージを相手に印象づけることができます。相槌のバリエーションを増やして、的確なタイミングで打つことを心がけましょう。
性別・年齢・性格のちがう人の話をどう聞く? 会話のスタイルには大きく分けて「男性会話」「女性型会話」の二つがあります。男性には男性特有の、女性には女性特有の会話スタイルがあるのです。男性が女性にものを言うとき、話を聞くときには「女性型会話スタイル」を尊重してあげることがキーポイントになります。女性の話を聞くときは説教・アドバイスを避け、しっかりとしたアクションで共感を表すのがポイントです。 あなたはすばらしい人間関係を築くために、そして人生における成功を収めるために、相手を面白がらせたり、楽しませたり、感心させたり、有益な話題を提供しようなどと、もう頭を悩ませる必要はありません。だだ、相手の話にじっくり耳を傾けるだけでよいと著者は述べています。「聞く技術」を駆使して相手の内面を引き出し、受けとめてあげるだけでいいのです。聞く技術はこれまでの人間関係を良い方向へと変えていくだけでなく、これから出会うすべての人との関係を素晴らしいものにしてくれます。
第一章 会話を豊かにする基本テクニック 第二章 信頼を勝ち取る心理テクニック 第三章 相手の無意識に訴える身体テクニック 第四章 相手が言いにくい・自分が聞きにくい話をどう聞く? 第五章 性別・年齢・性格のちがう人の話をどう聞く? 第六章 あくびが出そうな話・耳障りな話をどう聞く?
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