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小松俊明
外資系エグゼクティブリクルーター [ 時間管理 ][ キャリア ]
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第2回 できるビジネスマンに共通した特徴とは?
2007.01.20
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仕事柄、多くのビジネスマンと接します。35-55歳、課長クラスから社長まで、これが僕がよく遭遇する人たちです。実にさまざまな人がいます。前向きな人、後ろ向きな人。正確な自己分析ができているため成長している人、失敗を環境や周りの人のせいにするため停滞している人。ビジネスマンも、色々です。
今回はデキるビジネスマンに共通した特徴について、いくつか紹介したいと思います。 これは僕が日ごろ出会う「転職市場で売れるビジネスマン」に共通して見られる特徴のため、参考にしていただけるのではないかと思います。
1)ベストを尽くすことでは満足せず、改善したことに価値を見出す習慣がある
デキるビジネスマンは「がんばること」を当たり前ととらえており、やはり結果を出すことに注力しています。「何を改善できたのか」、そこにこそ、時間と労力をかけてとり組んだ意味があると考えており、小さなことでも改善できたことに気づきがあります。このような人の場合、思うような大きな成果が出なくても、必ず学びがあるため、次に成功する確率を高めているという点で、やはりデキるビジネスマンなのです。
2)確かな実績を出すための環境作りに注力し、社内政治にも負けない強い意志がある
デキるビジネスマンの多くは、仕事環境の大切さをいいます。同じ努力をしても、不要なストレスや制約がある職場では、思うような結果は出ないと考えています。 このため、自分が最も実績を出しやすいような環境づくりに全精力を傾け、場合によっては社内政治にも屈せず、時間をかけてでも自分の意見が通りやすくなるような社内の人間関係や人脈づくりに注力しています。
3)先入観や偏見を持つことを最大の落とし穴と考え、常に自分以外の人の意見を取り入れる
仕事に慣れてくると、一定の傾向が見られる出来事に対し、先入観や偏見を持ってみてしまうことがあります。「こういうパターンだから、こうに違いない」という経験に基づく予測を立てることは、仕事においてとても重要なことですが、一方でデキるビジネスマンは人の意見が入ると、自分の仕事の精度がさらに高まることをよく知っているのです。 このように、人の意見を取り入れることに積極的なビジネスマンは、結果として、自分のレベル以上の結果を出せることがあり、評価も高いのです。
以上、「デキるビジネスマン」に共通して見られる特徴を紹介しましたが、またの機会に、今度は「デキる上司」に共通して見られる特徴についても、ご紹介したいと思います。
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