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片桐 明
株式会社コストダウン 代表取締役/インターネットFAX総合研究会 特別研究員
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本当に大切なものって何だろう
2012.03.19
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今朝(19日)、NHKの『課外授業 ようこそ先輩 「本当に大切なものって何だろう〜戦場カメラマン 渡部陽一」』を観ました。
この番組はテレビでおなじみの、それぞれの世界で活躍する人が自分が卒業した小学校をOBとして訪れ特別授業を行うというものです。
今回の授業では6年生の1クラスの生徒各人に「自分にとって大切なもの」をいくつも書き出してもらい、その中から一つを選んで、1週間、その「大切なもの」のない生活を過ごして何に気づき、どう工夫するかを考え、発表し、共有するというカリキュラムでした。
小学校6年生が「なくては困る大切なものとして上げたもの」
実に様々なものが上がって来ました。
その一部ですが、「ゲーム」、「時計」、「電気」、「小さい時から傍らに置いている犬のぬいぐるみ」、「表情」・・・
同じテーマを選んだ生徒はチームでも取り組み、家族の協力が必要なテーマは家族にも協力してもらいながら取り組みました。
同じ質問を大人にすれば絶対、出てくるであろう「お金」、「食べ物」等は出てきませんでした。
それは子供にとっては当たり前のように、親が与えてくれるからでしょうか?
「両親」も出てきませんでした。
逆に「お金」、「食べ物」が満たされていれば、大人には想像もつかないものが出てきたとも言えます。
とても興味深かったのは、「時間」、「表情」等でした。
いずれにしても子供の着眼や発想は私(代表 片桐)にとっては常に斬新で、面白いものです。
今回の授業は「ある・なし」、「0・100」です。
これに対してやっかいなものは「お金」かも知れません。
なくては困ります。それでは、あればあるだけ良いのでしょうか・・・
大人なら「大切なもの」として絶対に上がって来るであろう「お金」
私には知り得ぬ苦労ですが、あればある程、良いのでしょうか。
これはひがみかも知れませんが、お金持ちにはお金持ちの苦労があるように思います。
しかし自分には、あるいは家族にはどれだけお金があればbestか、わかっていない人は多いのではないでしょうか。
また大人がお金を得る現代の手段は「働く」ということですが、世の中や会社にとって、「そう大切でも何でもない」、「無くても実は困らない」仕事を、あたかも「無くては困る」かのように思い、見せかけ、しがみついている人達もかなり多いのではないでしょうか。
コストダウンのスタートは、「それは本当に必要なものなのか」、「無くても特別、困らないものなのではないか」、「思い切って無くしてしまう。やめてしまう。廃止してしまう」ということです。
例えば「会議」
すべての会議が必要なものとは思えません。
社会にとって本当に必要なものは何か?
会社にとって本当に必要なものは何か?
自分にとって本当に必要なものは何か?
与えられないとなかなか考えるきっかけのないものですが、一度、考えてみては如何でしょうか。
以上です。
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