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片桐 明
株式会社コストダウン 代表取締役/インターネットFAX総合研究会 特別研究員
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お金は勝手に貯まらない
2012.04.18
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昨日(17日)の日経夕刊 第7面 らいふプラスに「家計達人は費目別に予算」と題して、主に新社会人向けに家計に関する管理の仕方や考え方が掲載されました。
私(代表 片桐)も起業前から「貯める家計」を継続しておりますので、この記事に触発されて自論と体験を紹介したいと思います。
1.貯めようと思わないと、お金は貯まらない
なぜ何のために、いつまでにいくら貯めたいのか具体的に目標があればある程、良いと思います。私の場合は起業資金準備でした。
2.現状を知る
家計はお金です。だから数字化出来ます。自分が何にいくら使ったのかを把握しないと、家計の見直しや費目別予算も立てることが出来ません。ですからまず小遣い帳や家計簿をつけることが必要です。今の私はクレジットカード払い等について、その明細は後で確認しておりますが、最初はクレジットカード払いにしても、何にいくら使ったか記録しておりました。電子マネーも同じようにした方が、良いと思います。 3.レシートは必ずもらう、すぐ記録する
今ではスマートフォンで便利なアプリがありますが、以前は携帯で電話をかけるように金額を兎に角、携帯の発信記録に残して行き、出来るだけ早いタイミングで家計簿や小遣い帳に書きました。 時に金額だけでは何に使ったのか忘れる時もありましたので、レシートは必ずもらい、記録すれば捨てて行きました。 そして集計しないと意味がありません。 名称は適当に自分で決めて、1ヵ月単位で出来れば1年12ヵ月分、まずは集計して、自分のお金の使い方の特性を分析してみて下さい。そしてそういう習慣が定着し、「ムダ使い」がなくなったら、集計することをやめても良いです。私は今は集計はしておりません。 レシートはもらったりもらわないということがあると、もらうべき時にもらわないということがあってはいけないと思い、必ずもらうという習慣にしました。これは今でも同じです。
4.欲しいと思ってもすぐには買わない
「欲しい」という欲求を最低、一晩、寝かせてみて、それでも「まだ欲しい」と思うものだけ、「買うか買わないか」を考えました。
5.買うか買わないか迷ったら、「買わない」
6.似たようなもので高いものと安いものがあれば、安い方を選ぶ
今は昔ほどその品質に差はありません。「安かろう悪かろう」でもなくなりました。中国冷凍ギョーザ事件で敬遠された中国製品も景気が悪くなれば、うなぎ等は中国産の需要も戻って来ました。そんなものです。 安いものを買って失敗したと思ったら、「実験出来た」と思って、ワンランク上の商品にすれば良いだけです。
7.出来るだけ自炊
外食費は毎回の支出は何百円単位で、人間、食べない訳にはいきませんので、必要経費ですが、自炊すれば、それなりに差額が出るものです。これが1日に1〜3回あれば、月で合計すると結構な金額になります。 朝食、夕食は自炊、昼食も出来れば弁当持参がお勧めです。(しかも外食はどうしても栄養バランスが崩れがちです) それでは友達付き合いが・・・という考えもあるでしょうが、目的の為であれば、やむなしという割り切りも必要です。 本当に必要な付き合いは別で形成することも可能です。 食事友達は食事友達です。
8.飲み会の誘い
外食の中でも飲み代は大きな出費です。 自分に必要で価値があると思えば積極的に誘いに乗れば良いし、そうでなければ断れば良いです。 「付き合いの悪い奴」だと思われようが、言われようが、目的の為です。 「付き合いが良い」=「仕事の出来る人」、「付き合いの悪い人」=「仕事の出来ない人」ではありません。 新人の内は、「まだ仕事が残っておりますので・・・」、「明日、朝が早いので・・・」と断り、会社になじんで来たら、仕事をさくさく片付けて、さっさと帰り、管理職や幹部になったら、率先して早く帰り姿を消しましょう。
9.お茶、お菓子代
喫茶店に行く、自販機で飲み物を買う・・・これもチリも積もれば山となる出費です。 出来ればマイドリンクをポットに入れるか、紅茶やお茶なら会社の給湯室で自分で作りましょう。 これも意外とお金が貯まるポイントです。
ケチ臭い話に聞こえるかも知れません。でもある意味、ケチにならないと、お金は貯まりません。
以上です。
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