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片桐 明
株式会社コストダウン 代表取締役/インターネットFAX総合研究会 特別研究員
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自動車保険 見直しのポイント
2012.04.26
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昨日(25日)の日経朝刊 第19面 「マネー&インベストメント(M&I)に、「自動車保険も定期点検」と題して記事掲載されました。
折りしも来月(5月)は自動車税を納付しなければなりません。
また新年度に入り自家用車を使う家族に変化が生じた契約者もおられることでしょう。
そこで「保険料を下げる」視点で紹介された記事を一部転載させて頂きます。
逆に必要が出たものについては、「保険料は上がる」ことになりますが、補償範囲を広げる意味で、今回の照会内容の逆のことをして頂ければ良い訳です。
「主な契約内容の見直し例」
(見直し前の自動車保険の契約内容の設定は、契約者年齢:40歳、20等級、使用目的:通勤・通学、運転者の年齢:無制限、人身傷害保険:5000万円、一般車両保険:250万円、免責:初回ゼロ、2回目10万円等とし、保険料は年約17万円としてあります)
手段 保険料の下がる目安(割引率) 注意点
1.車両保険を外す 11万円(63%) 事故時の自己負担が大きくなる可能性がある 2.運転者の年齢条件を35歳以上に限定 10万円(58%) 最も若い運転者の年齢による 3.車両保険を「エコノミー(+A)」に 6万円(33%) 自損事故や当て逃げは補償されない 4.車両保険に免責(初回から10万円)を設定 4万円(23%) 事故時に免責額までの過失分は事故負担となる 5.用途を「日常・レジャー」に 9000円( 5%) 通勤・通学に使う場合は変更できない 6.人身傷害保険を「搭乗中のみ」に 6000円( 3%) 自分の車以外で交通事故に遭った場合の補償はない 7.運転者を家族に限定 5000円( 3%) 家族以外の運転は補償の対象外 8.人身傷害保険の補償を3000万円に減額 1400円( 1%) 生命保険の加入状況などを勘案する必要がある
いずれにしても事故を起こさず、事故に会わず、ゴールド免許を維持し、保険を使わず、等級を落とさないことが一番、大事です。
ちなみに自動車保険には長期契約もあり、私(代表 片桐)は3年契約にしております。
この最大のメリットは途中で保険を利用し、点数が下がっても、3年の間に1点ずつ取り戻せる可能性があります。例えば、3年契約の1年目に保険を使うと−3等級で17等級になりますが、その後の2年、保険を使わなければ、+2等級で19等級になるという意味です。(等級割引を相応に維持することが出来ます)
それと値上げ傾向にある保険料を値上げ前の計算で3年維持することが出来ます。(当然、車両保険部分の劣化と共に補償金額が下がるので毎年、保険料も下がります)
また初めて自動車保険に加入する場合は6等級(もしくは7等級)から始まります(つまり最上級の20等級になる為には13〜14年かかるということになります)が、2台所有していた車を1台廃車し、1台にする際には等級の高い保険を残す(等級の高い保険に移す)ことが出来、また将来の為に解約した保険の「中断証明書」をもらっておくと、その等級から開始することが出来ます。
詳細は契約されている保険代理店もしくは担当者に聞いてみて下さい。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
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