本日(14日)の日経朝刊 第3面に「五輪閉幕 日本、13競技でメダル 国の支援 さっそく成果」という記事が載りました。
2008年6月に文部科学省は『チーム「ニッポン」マルチ・サポート事業』をスタートさせました。(日本スポーツ振興センターに委託)
そして文科省ではその事業の指標を、「平成24年7月開会予定のロンドンオリンピック競技大会及び平成26年2月開会予定のソチオリンピック冬季競技大会における獲得メダル数。」とし、目標として「それぞれ過去最多(夏季37(アテネ)、冬季10(長野))を超えるメダル数の獲得。」を明文化しております。(参照:文科省 「1−9.元気な日本スポーツ立国プロジェクト【施策目標11−3】
http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/1297422.htm)
ですからロンドンオリンピック 日本人選手 最終のレスリング男子の米満選手の金メダルは値千金の金メダルで、この一つのメダルでアテネを越えた訳です。
想像するにチーム「ニッポン」マルチ・サポート事業関係者は、それこそロケット打ち上げと同じような思いで、米満選手の準々決勝を見守り、出来うればもう一つという思いで男子マラソンを見守っておられたのではないかと思います。
『チーム「ニッポン」マルチサポート事業』に関するある資料(
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/07/__icsFiles/afieldfile/2010/07/21/
1295891_1_1.pdf)より
T.アスリート支援等
1.アスリート支援(戦略的・包括的な高度なサポート)の実施
アスリート支援チームスタッフによる戦略的・包括的サポートを行い、その効果・結果の分析・検証を行う
2.マルチサポート・ハウスのシステム設計等
オリンピックにおけるサポート体制構築としてマルチサポート・ハウスを設置するためのシステム設計等の準備を行うとともに、国際競技大会等においてトライアルを行う
3.調査研究の実施
アスリートチーム間を横断した情報戦略、スポーツ科学、心理、栄養、医学等の専門分野ごとのプロジェクトにおいて、メダル獲得のための調査研究を実施する
4.諸外国調査の実施
北京オリンピック、バンクーバーオリンピックにおける金メダル獲得数上位国の競技力向上方策について実態調査を行う
U.研究開発プロジェクト
1.競技用具等に関する研究開発の実施
競技に使用される競技種目に共通又は特化した器具、用具、衣料等の研究開発を行う
2.トレーニングに関する研究開発の実施
トレーニングに使用される競技種目に共通又は特化した機器、装置、情報コミュニケーション技術、ソフトウェア、シミュレーションプラン等の研究開発を行う
3.コンディショニングに関する研究開発の実施
コンディショニング(リカバリーを含む)に使用される競技種目に共通又は特化した機器、装置、栄養プラン等の研究開発を行う
他にも色々な資料が開示されております。
興味のある方は調べてみた下さい。
何事も1日にしてなることはなく、国家百年の計、国家人材育成百年の計・・・と申されますように、国家戦略は大変、重要で今の戦略が逆に将来を決め込むのです。
私(代表 片桐)も、東日本大震災後、100年後の未来を見据えて国家戦略を考えていかねばならない今を生きる世代として改めてその責任をかみ締めております。
以上です。
参照:
文部科学省 「スポーツ立国戦略(案)の概要」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/07/__icsFiles/afieldfile/2010/07/27/
1295841_01_1.pdf 同 「スポーツ立国戦略(案)」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/07/__icsFiles/afieldfile/2010/07/20/
1295841_02_1.pdf