2008年4月から医師の「後発薬(ジェネリック医薬品)への変更不可」という署名がなければ、患者の意思で後発薬(ジェネリック医薬品)を選択することが出来るようになっています。
後発薬(ジェネリック医薬品)とは特許有効期間が切れた薬品を、他のメーカーが同じ成分で同じ効果を持つ薬として作ったものです。
新薬開発には莫大な研究費用がかかります。
後発薬(ジェネリック医薬品)は、その費用が不要な分だけ、かなり安いということです。(飲み薬だけでなく、塗り薬や座薬もあります)
私(代表 片桐)は心がけて「ジェネリックにして下さい」と言うようにしておりますが、先日、医師に尋ねたら「ジェネリックはない」と言われたお薬について、調剤薬局でも尋ねてみた所「ある」と言うことで、変更してもらいました。
ただ、在庫がなく、仕入れてもらうようにお願いしました。
すると総額でおよそ20%も安くなりました。私の支払いはもちろんのこと、3割負担ですから、残る7割(自己負担の約2.3倍)の医療費も軽減されたことになります。
今年(2012年)は4月に
2年に一度の診療報酬(医科、歯科、薬価)改定がなされました。
診療報酬は厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)が審議・決定するのですが、患者側の私からすればこの内容がさっぱりわからないのです。
どうすれば自己負担が減り、医療費を軽減できるのかわかりません。
例えば改定前はお薬手帳に調剤薬の明細シールを貼ってもらうことだけで確か30円ほどかかっていたと思います。貼るくらいなら自分で出来るので、発行だけしてもらって、貼ってもらうのはやめてもらいました。(改定後は貼ってもらうことに料金はかからなくなりました)
これにしても『「この○○○○料」って何ですか?』と聞いて教えてもらったことです。
ちなみに
医療機関でもらう明細書の○点の1点は10円です。 もっと医療機関や薬局の明細書をわかり易くしてもらえませんでしょうか。
・○○料とは何か
・○○料の中身はどういう構成になっているのか
それと診療報酬改定で何が安くなって、何が高くなったのか。
さっぱりわからず、対応のしようがありません。
医療費が高騰しているということは、患者負担も増えているということです。
こうした診療報酬改定や報酬の中身をわかり易くし、告知してもらえればそれはそれでかなり医療費軽減の効果があるのではないでしょうか。
根本的に項目が多いのですが、ネット時代、検索して調べられるような、使い易い、わかり易い専用サイト位、欲しいものです。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
参照:
厚生労働省 「平成24年度診療報酬改定について」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/index.html