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マダム由美子
エレガンシスト/中世西洋文化研究家 [ 文化・芸術 ][ 豊かなライフスタイル ]
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姿勢でわかるその人の「品格」その2
2007.06.01
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日常、ビジネスのシーンで初めてあったときの第一印象。 相手に素敵に印象づける「品格」は「姿勢」から...
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懇親会で堂々とできる立ち姿の3つのポイントとは?
皆さん、今、姿勢はどのような状態ですか? 人に言われて、初めて姿勢をチェックすることってよくありませんか。
鏡やショーウインドーに映った自分の姿を横、前からチェックして「背中が丸い、首が前に出てあごも出ている....う〜ん....」
でもそのおかげで、自分の姿勢を、あらためて客観的に見ることができるので、ありがたいことです。
男性は、女性に比べると、1日のうち、自分の姿がどのようになっているのかを鏡でチェックすることは少ないはずです。お化粧をしている男性は別ですが(微笑)。
普通は、気恥ずかしいと思うでしょう。 でも鏡チェックをするとしないでは、自分磨きにかなり差が出ることは確かです。
日頃から「鏡で自分の姿を、客観的に見る」
これは、歴史上偉大な王として有名なフランス王・ルイ14世がヴェルサイユ宮殿で試みたことでもあります。
同宮殿の中にある、絢爛豪華な有名な「鏡の間」は有名です。 史実によれば、毎日鏡で自分の姿勢・歩く姿をチェックしていたそうです。
実は「ルイ王はセルフ・プロデュースの達人」 ヨーロッパ中に自分の存在の偉大さを身のこなし、つまりボディー・ランゲージで伝えていました。
ルイ王は、姿勢や身のこなしが良くなるために、専属のダンス教師をいつも側においていました。宮殿一の最高待遇職がなんとダンス教師だったというのも興味深い話です。 ここで、懇親会などで大勢の人がいる場面を、ちょっと思い出してみてください。
「目は伏し目がちで、肩が前に出て背中が丸まっている」状態の人は何だか自信がないように見えませんか? これは自分を防御してるような状態、閉鎖的に見えます。
反対に、顔が自然と前を向いて、胸を張っている人は、意気揚々とし、余裕があって自信に満ちあふれているように見えます。
このような体の状態のことを、私は「開かれた胸元」と呼んでいます。
パーティーや懇親会で、初めての人と会ったり、誰かに紹介される時に、以下のイメージを大切に「姿勢」を意識してみてください。
自分が他と比較されることのない軸を持った存在としての「セルフイメージ」をしっかりと持つこと。
男性であれば....その分野で唯一無二のリーダーとしての自覚 女性であれば....魅力ある貴女らしい美しさを持っているという自覚
まずは外見的な部分から威厳ある立ち方を知識として知り、身につけて実践してみることをオススメします。
まずは「行動してみる」ことが大切です。 すると気持ちもついてくるものです。 気後れせず少し自信を持ってパーティーなどに参加できます。 「今日は落ち込んでいる、でも今晩、懇親会がある」 というときは、とにかく自分の身体を開放してみます。
@「胸元を開いて」 A「目線をいつもより5センチ上げて」 B「辺りをゆっくりと見渡す」
この3つのポイントを意識して懇親会の会場で立ってみて下さい。にこやかにできれば余裕と貫禄のオーラもさらに出てくるでしょう。
それだけでも、世界が開かれたような感じがします。 そして体がそのようになると不思議と気持ちも堂々としてきます。 胸元がピシッとしているだけで全体がまとまってみえるのです。 そのような堂々としたオーラがステキな人を引きつける魅力に繋がります。会話も弾みます。仕事の交渉も自然とうまくいきます。
内面の状態は、実は外見の姿勢に深く影響していきます。
皆さん「自分には品格のある姿勢なんて無理!」とあきらめないでくださいね。
「品格のある表現法」を学んで身につけ、それをしっかりと自分の特徴にできれば、セルフイメージもさらにアップします。
まずは、うつむき加減の目線を5センチだけで上にあげてみてください。
きっと素晴らしい出逢いが待っています...
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