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午堂登紀雄
株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ代表取締役 [ 資産運用 ]
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人生の時間は全て自分のもの
2007.06.20
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会社員であれば、どうしても会社が生活の中心になってしまいます。しかし、会社があって自分があるのではなく、始めに自分があって、自分にくっついているのが会社や仕事であるという発想をしてみてください。
僕が安定的収益源を作って自由を得ようとしたのも、会社を辞めて自分の事業を立ち上げたのも、一つはこのことがありました。会社や仕事の下で生活をコントロールされ、自分の人生という貴重な時間を会社のために売り渡したくなかったのです。もちろん一生懸命仕事をするのがイヤなわけではないですし、組織の中で仕事をするのがイヤだったわけでもありません。
しかし、人生およそ80年として、当時僕はもう32歳。この限られた時間の中で、自分は何のために生きるのか、何をしたいのか。そう問い直したとき、仕事に忙殺され、自分自身の人生設計も、会社や仕事という狭い枠の中でしか考えていなかったことに気がつきました。
会社や仕事の流れに自分の人生を合わせるのではなく、自分で主体的に人生を切り開きたいと思ったのです。将来はお金持ちになって、自由を得たい。そして自分で事業を興し、商品やサービスを売って、回りの人たちをハッピーにしたい。好きな仕事だけを、好きな人と一緒にやっていきたい。
じゃあ、将来っていつだ・・・?
その時、時間というものが、いかに大きな武器であり、大切な資源であり財産であることにあらためて気付いたのです。このままでは、貴重な人生の時間を有意義に過ごしてきたと、自分の子供に胸を張って言えない。自分の両親に胸を張って言えない。
人生とは会社に捧げるものではなく、自分自身のもののはずです。サラリーマン人生が悪いと言っているわけではありません。多くの人は仕事に忙殺され、無意識のうちに会社に人生を預けてしまっています。そうではなく、あなたはあなたの人生で何をして、何を実現したいのか、を問い直してもらいたいのです。
そのために20代では何をすべきか、30代では何をすべきか、40代では、50代ではと考えてみてください。そして、あなたの人生の中で、今日という日がどういう意味があるか考えてみてください。僕も30代に何をすべきかが分かっているからこそ、35歳というこの1年間でやるべきことがわかります。そして、今月、今週、今日の過ごし方もわかってくるのです。
そうすれば、目標を立てること、主体性を持って生きること、そして時間というものがどれほど大切か気付くはずです。
あなたは仕事以外の時間をどのように使っているでしょうか。毎日ビールを飲みながらテレビを見て、眠くなったら寝るという生活も、たまには良いと思います。しかしそれが毎日だと、人生に大きな差がついてしまいます。
1日2時間テレビを見ると、1年で700時間、日数に換算して29日、なんと約1ヶ月もの間寝ずにテレビを見て費やしているのと同じことなのです。なんという時間の浪費!
もちろんテレビを見るなというわけではありませんし、お酒を飲むなというわけでもありません。のんびりした時間を持つなというわけでも当然ありません。そうではなく、目的もなく、意味もなく、ただ特にやることがないからのんびりテレビを見たり、会社の同僚と毎回同じような会話をするために酒を飲んだりして、二度と戻らない時間を無駄にしてはいけないということなのです。
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