先週から、中国に仕事で出かけてきました。
去年に続いて2度目の訪中になりましたが、その変化の速さは驚く事ばかり、、、高層ビル群、ブランドの大型店舗、広い道、多くの人、車、何をみても私達の予想をはるかに超えている巨大なサイズ。
そして、新しく生まれてくるビジネス。
今回も、多くの方に出会い、話し、そのパワーに圧倒されて帰ってきた、、、そんな印象の私です。

その中でも、国営企業の重要なポジションの方とお目にかかった時の事、そのビジネスの規模、これからやろうと計画している事業のすごさに驚くと同時に、会長とよばれているそのＣＥＯのあまりにも、ラフでカジュアルなスタイリングにも目を見張った私でした。

側近の方々に中には、スーツの方も数人含まれてはいたのですが、その一番真ん中に座ったＣＥＯは、とても高級ブランドの物とは思えないような、日本人の私達から見れば普通のポロシャツにチノパンツ。

眼力こそ、他の方々とは違う強いものは感じたものの、今までの私のスタイリングもプレゼンテーションの一部・・・なんて常識は明らかに全て覆させられた、そんな風貌でした。
それでも、仕事の話、進め方、規模、考え方はめちゃくちゃダイナミック、欧米、欧州の何処にも負けないすごさ。

でも、でも、今わたしたちの目の前にいるＣＥＯのスタイルはただの叔父さん（笑）、ビジネスシーンで需要なことの一つに自分をプレゼンテーションする事?それが王道だし成功の秘訣だと学んできた私にとっては青天の霹靂、そしてそれが現実として今、目の前に。

仕事の話は、規模は、、、何度も言いますが、今までとは比べ物にならないほどのスケール感で、聞いているだけでもドキドキわくわくするような、やりがいのある内容です。
でも、プレゼンテーション?なんてものは何もないし、通用しない国、人？

きっと、まだスタイリングやプレゼンテーションで人を魅了したり、圧倒したりする、というビジネスの技がここ中国では浸透していないのでしょう。
オシャレや、自分らしい洋服の着こなしが仕事の成功に導くなんて、昔は私達日本人も知らなかったですしね。
でも、今後どんどん海外の人との仕事が増えてきたら、かなり変わるはずでしょうし、そうなる日もそう遠くのないのではと思ったら、ますます中国のビジネスマンやビジネスチャンスが脅威に思えてきてしまいました。

20年前の日本もそういえば、こんな感じで、人は仕事をしていた・・・ような。
そして、人は外見よりも仕事、その中身、礼節、信頼といわれていた事も思い出してきました。

あれから20年。日本も国際都市になり、多くの人、国、業種の人が集まって一緒に仕事をするようになってから、大きく変わった仕事のスタイルやこだわる点。

これからの中国はどんな風に変わっていくのでしょうか？

そして、この日にお目にかかったみなさんも、次回はどんなスタイルでミーティングに臨むのでしょうか？
なんだか、想像しただけで楽しくなってきました。

仕事ができる人は外見ではない、、、そう言われていた、数十年前の日本を思い出した、そんな旅でした。

皆さんは、どう思いますか？