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キャメルヤマモト
人事コンサルタント [ キャリア ]
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キャメルヤマモト
[インタビュー]
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稼ぐ人、安い人、余る人 −仕事で幸せになる/幻冬舎(1)
2005.08.28
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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毎日5分でよいので、 自分を見つめる時間が欲しいですね
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多彩な経験を経て、多彩な視点で物事を捉える
【主藤】 主藤 今回のゲストはですね、幻冬舎から出版され、10万部を突破してます、ベストセラーになりました、「稼ぐ人、安い人、余る人―仕事で幸せになる」の著者でいらっしゃいます、キャメルヤマモトさんです。ヤマモトさん、今日はよろしくお願いします。
【ヤマモト】 宜しくお願いします。
【主藤】 多彩な経歴をお持ちのヤマモトさんですけれども、現在は上海にお住まいでいらっしゃる、駐在ということでね。ですけども、活動としては、どのような活動を主になさってるんですか?
【ヤマモト】 目下というか、今現在進行形でいくと、中国に出ている日本企業の方のコンサルティング。
特に組織とか、人事とか、人材育成とか、海外の経営問題の、専門語で言うとローカル化ってやつですね、現地化をどうやって進めるかみたいなところと、それから日本人及び外国の人からどうやってグローバル人材、グローバルにいろんなことをリードできる人を作っていくか、みたいなことをやっています。
【主藤】 上海でももちろんですけども、日本でも活動はなさっているわけですね。
【ヤマモト】 はい。今所属は一応ワトソン・ワイヤット東京に所属しながら、中国にもダブルで所属しています。
【主藤】 いろんな仕事、ビジネスに関わる習慣とかですね、方法論っていうのを、当面から客観的に見られる立場でいらっしゃるわけですね。
【ヤマモト】 客観的かどうかはちょっとクエスチョンマークだけども、いろんなところでいろんな人がいるところを見てるので、「これは絶対こうだ」という風にはちょっと言えなくなってますよね。 もともとのアラブにいたっていうのも、中近東にいたっていうのも大きい影響を僕の中で及ぼしてるし、その後シリコンバレーがあるし、今中国だし、もともと日本だし、みたいな。
3種に分けられる、ビジネスマン 「稼ぐ人、安い人、余る人」 【主藤】 今回取り上げるこの本、「稼ぐ人、安い人、余る人」これは、シリコンバレーにヤマモトさんご自身が滞在されていてお仕事されていたことが主にベースとなって書かれた本なんですか?
【ヤマモト】 書いたタイミングはそうなんですね。シリコンバレーで、2001年の前半に書いて。僕はシリコンバレーに2000年から行ってるんですけど、ちょうど、当時ドットコムバブルの絶頂期にいて、僕が行ってしばらくしてすぐバブルが弾けて、ただ余熱がずっと残ってて、猫も杓子もみんな起業しているっていう状況。なんでもドットコム付けた、ペットドットコムとか、いろんなのが、あった頃で。それのすごさを見て、他方で日本は失われた10年の一番厳しい頃で、その対照。
ただ、本のタイトルは今から10年以上前にタイトルだけはコピーを自分で持っていましたが、これはどっちかというと、もともと私は、外交官というか役人ですから、辞めてコンサルティング始めて、いろんな人、ビジネスをやっている人と会うようになって。それまでは、ビジネスをやっている人ってみんな同じだと思っていたんですね。
会社入って、サラリーマンで。差がすごくあって、実は会社って結構一部の人で持っているという風に見えて、これはもう三つに天国、地獄、煉獄みたいに分かれてる。何て言おうかな、と思って、「稼ぐ人、安い人、余る人」っていう言葉が浮かんで。ただ当時は本を書いたんだけど、誰も相手にしてくれなくて。だから1990年代の半ばくらいに、いくつか出版社から出そうとして・・・。
【主藤】 でもあまり取り扱ってくれなかった。
【ヤマモト】 ええ。取り扱ってくれなくて、その内こっちも忙しくなって忘れていて。それで今度はたまたまシリコンバレー行っている間に・・・。もともと教育の本を書こうと思ったんですね。子供の教育の本を。ちょっとあとがきにも書いてますけど。
それでいろいろすったもんだしてて、幻冬舎さんっていう非常にいい出版社と巡り会って、そこから「まぁ、子供の本もいいけど、まず自分の専門にしているビジネスのところで自証して下さいよ。」と言われて、いろいろ話をしてたら、「例えば昔こんなの書こう思ったんですよ。」と言ったら、幻冬舎の福島さんって人の目が「ピッ」と止まって、「あっこれ、これでやりましょう」っていうのがきっかけ。
【主藤】 それで本が生まれたんですね。
【ヤマモト】 はい。
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