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キャメルヤマモト
人事コンサルタント [ キャリア ]
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キャメルヤマモト
[インタビュー]
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稼ぐ人、安い人、余る人 −仕事で幸せになる/幻冬舎(4)
2005.08.28
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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毎日5分でよいので、 自分を見つめる時間が欲しいですね
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過去を振り返って、自分を映画の主人公にする時間を持とう
【主藤】 それを見つけるための時間って言うのを殆どの人が取ってない?
【ヤマモト】 取ってない。
【主藤】 この本に書いてあるのは、毎朝10分でもいいってことですね?
【ヤマモト】 そうそう。
【主藤】 これはいわゆる、くだけた表現をすると「ボーッ」としている時間でもいいんですか?
【ヤマモト】 本を書いてたときはそう思ってたんだけど、もうちょっとメソッドがあって、自分の過去1年とか、何ヶ月とかを振り返って、順番に、例えば、こういうプロジェクトやりましたとか、こういう仕事任されてやりました、それで非常に苦労しました、っていうのがあったら、始めどういうきっかけで始まって、一番始めに自分がどういうこと感じたとか、思ったとか、始めにどんな手を打ったとか、こんなこと人に言ったらどんな反応があったとか、ずーっと思い出すんですよ。映画を見てるみたいに。自分が主人公の。
【主藤】 過去を振り返る時間にする?
【ヤマモト】 そう。過去を振り返るって言うと後ろ向きに聞こえるんだけどそうじゃなくて、過去にやったとこにやっぱり出てるんですよね。すごくね。その人の本当の動き方とか考え方とか。思い込みベースのやりたいこととか、こうありたいじゃなくて、私は本当にこういう風にやった時に上手くいってるとか。
【主藤】 未来を決めるための夢タイムって言うことですけども、それは過去を振り返ることにヒントが? 【ヤマモト】 そう。ヒントがあると。それは思い込みとかを防ぐために、やっぱりやったことベースで。
それで過去を見てるんだけど、全く歴史的な事実をさらうわけじゃなくて、「こういう風にやったけど実は本当はこういうことやりたかったよね。」、過去に戻して具体的な状況で、「本当はこういうことやりたかったけどちょっとやりそこなっちゃった。」ってあるじゃないですか。
あるいは、「こういう人とご飯食べてるといつも楽しい。なんでだろう。」とかね。そういうとこに実は全部ヒントはあります。
【主藤】 なるほど。
【ヤマモト】 あるいは、こういう本読んだら結構いいとか、あるじゃないですか。
【主藤】 1日10分だったら出来そうですよね。
【ヤマモト】 それでね、今日は前の仕事の時にどうだったか思い出してみよう、とかね。ちょっともっと巻き戻して5年ぐらい前どうだったか、学生時代どうだったか、ってどんどん変えてね、時間を。
【主藤】 それだったらね、
【川崎】 出来そうですね。何が楽しかったとか、何をやっていたときに自分が生き生きしてたか、ってことですよね。
「場」重要だ!
【主藤】 もうちょっと私がこの本の中で、関心深く、興味深く読んだところが、この「場」というとこですね。「場」とは何かっていうテーマが、一見すると難しそうなお話なんですけども、この「稼ぐ人、安い人、余る人」っていうテーマで考えた場合、切り離すことが出来ないテーマだと思います。
【ヤマモト】 そうですね。
【主藤】 それを分かりやすく書いていただいてるんですけども、今回ラジオなんでね、ラジオをお聞きの方々に、この「場」とは何か分かりやすく説明するとこれって何のことでしょうかね。
【ヤマモト】 自分が働いてる場所とかあるじゃないですか。職場みたいなところで。それで転職したりとか、転職しなくても会社の中で異動がしたりとか、みんな経験ありますよね。
あるいは学生時代も含めたらいろんな場を仲間とかで置き換えてみてもいろんなところで経験している。どういう時に、一番自分が自然に頑張れるか。多分ね、それがいいところなんですね。いい場なんです。自然に頑張れるところが。
【主藤】 それは物理的な場所もそうだし、環境だとか、周りの人?
【ヤマモト】 人の要素が非常に大きいし、場所も関係して、いろんなことが絡んでますよね。人によって、やっぱり緑がなきゃ嫌だ、って言う人もいるだろうし、都会じゃなきゃ絶対ダメよ、みたいな人もいるだろうし。
【主藤】 それは仕事をする場もそうですけども、住む場所も関係してくる?
【ヤマモト】 住む場所も関係すると思います。それで必ずみんないくつか場所を持ってますよね。場を。自分の住むところ、家と、仕事場。
その組み合わせもきっと大事だし。例えば僕なんかみたいに、仕事もやってるけど何かもの書いたりすると、やっぱり書くのにいい場所とかってあるじゃないですか。そういう時のためにどういう人に会った方がアイディアを刺激してもらえるか、とか。
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