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キャメルヤマモト
人事コンサルタント [ キャリア ]
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キャメルヤマモト
[インタビュー]
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稼ぐ人、安い人、余る人 −仕事で幸せになる/幻冬舎(5)
2005.08.28
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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毎日5分でよいので、 自分を見つめる時間が欲しいですね
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自分を活かせる「環境」選びをしよう
【主藤】 そういう風な環境をまず自分で知ることが大事?
【ヤマモト】 そうそう。だからまず感性ですよね。自分の体感っていうか。自分の感性で素直に、「あっ、こういう所って合うよね。」これもね思い込みでこういう所行きたい、って言うのと違うんですよ。
例えば自分の例で言うと、僕は外交官になりたくて、外務省入って、でも全然合ってなかったけど、「違う。これ合ってない。」って言うまで10年かかっちゃったわけだけど。そういうんじゃなくて、パッってやっぱり分かる。
【主藤】 気が付くまでにヤマモトさんの場合10年かかっちゃった?
【ヤマモト】 そう。認めなかったわけ。体では分かった。「こんなところ合わない。毎日来たくない。」と思っていたんだけど、「いや、ここで頑張んなきゃ。」と思って。まぁ、それはそれなりに意義あったと思うんだけど、10年やることなかったよね。
【主藤】 なるほど。これ思い当たる節が川崎さんも、あると思うんですけども。
【川崎】 そうですね。
【主藤】 どうやって場を見つけるか。これ興味ない?
【川崎】 そうですよね。私も長い間かかりましたしね。外資系の企業に、当時出来たばっかりのオフィスタワービルの30階ぐらいに入ったはいいけれども、6年ぐらいして、やっぱり違うことがやりたい。
【ヤマモト】 違うことやりたい。
【主藤】 それ煌びやかだよね。オフィスビルの。
【ヤマモト】 そうそう。30階でね、憧れの場所。
【主藤】 そうなんです。憧れたんですけど、その憧れは単にみんなが羨ましがるからっていう感じのが、口に出しては言わなかったし、思ってなかったですけど。
【ヤマモト】 僕と同じですね。
【主藤】 多分あったと思います。
【ヤマモト】 友達に自慢出来るからっていう?そこで働いている自分が?
【川崎】 そう思って入ったわけじゃなかったんですけど、よく考えてみたら根底にそういうのがあったような気がする、という。
【ヤマモト】 そういうのが大事なんですね。
【主藤】 そうそう。そこで気が付いて、「違う」って言って、それ同時に裏表で自分はやっぱり何をやりたいんだろう、とかどういう風にやりたいんだろう、どんな人と働きたんだ、っていうところとセットなんですよね。
「稼ぐ人」になるチャンスを逃すな!
【主藤】 そこで自分に騙し騙し日々過ごしていくと余る人になっちゃう?
【ヤマモト】 う。余る人になっちゃう。それでもっと悪いのは、そこで稼いでると、お金がそこで入ってくるんで、家族でもいたら辞めれなくなる。だから一生不幸なのは、稼ぐ人だけど不幸に稼ぐ人になってしまう。
【主藤】 そっか。中途半端に稼げてたら。
【ヤマモト】 そう。辞めれない。
【主藤】 辞めれない。
【ヤマモト】 最悪。
【主藤】 もしかしてそこを思いっきり辞めることが出来れば、稼ぐ人になれるチャンスがあるかもしれないのに、中途半端に稼いでしまう。
【ヤマモト】 そう。それで僕が最近言ってるのは、余る人も悪くないですよ、一回余った方がいいですよ、と。一回余って、今居るところからちゃんと余って、じゃあホントにもう一回自分のやりたいことを考えて、それでもう一回選び直して、少し安い人から始めて、着実にもう一回ね。
でも安いけど、僕やりたいこと上手くやっているし、勉強しているみたいなものだから。それでやっていると気が付いてみると稼いでいる、結果的に。それが一番いいんですよ。きっと。
【主藤】 なるほど。そうすると自分が余る人になってしまった、っていう風に危機感を持っている人は・・・。
【ヤマモト】 チャンス。ここ、こそチャンスみたいな。
【主藤】 なるほど。いろんな面白いお話が満載ですけども、今お話していただいたことは実は、具体的にどうやって自分に合っている「場」を見つけるか、っていうことですね。やりたいことがやれる「場」、同僚とか、会社の環境、出会いのチャンスとかですね。あとお金と自分の心の報酬、とこういうことまで、非常に具体的に書いてあります。
「石の上に3年経ったら転職チェック」とかね。目安的なことも書いてありますので、是非、今の仕事に満足している人も含めて、満足してない人はそれがチャンスかもしれませんのでね、是非この本を手に取って、いろいろと自分を振り返ってみるきっかけにしていただければ、と思っております。
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