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佐々木かをり
イー・ウーマン代表 [ 時間管理 ][ 自己実現 ]
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佐々木かをり
[インタビュー]
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ミリオネーゼの手帳術/ ディスカヴァー・トゥエンティワン(2)
2006.01.15
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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手帳は、自分がハッピーになるための一つのツールだと思います
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「自分との約束」を守っていくことに意味がある
【主藤】 佐々木さんの手帳術というのは、単なる時間管理だけではなく、ハッピーになるためという幸せ度を高めるための手帳の活用法なのだよというところが、他のものと違いますよね。
【佐々木】 手帳術の講座もイー・ウーマンユニバーシティーで沢山展開していて、遠くからも飛行機に乗っていらっしゃる方もいます。毎回沢山の方に参加していただいています。秋から年末はほぼ毎月開催しています。
その講座にいらっしゃった方から、「いつも三日坊主なのです。時間管理に興味はあって、本も読むし、手帳も買うのですが、どれも三日坊主なのです。どのようにしたら続きますか?」という質問が過去にありました。
私がその方に申し上げたのは、手帳の使い方のノウハウをマネしようと思っていると、「ここは三角だっけ?丸だっけ?」「赤だっけ、青だっけ」というふうになってしまうと、なかなか続かないですよね。けれども毎日自分が自分に約束したこと、つまり「今日は、三つこれをやろうとか五つやろうとか約束したことが実現したらうれしいでしょう?」と。うれしいともう一回するのですよね。
だからどういう方法でも結果的には構わない。もちろん私がやっているやり方やお話していることを真似していただいて構わないのですが、それがうまくいけばそれでいいし、あるいは自己流でかまわないので、毎日自分が自分に約束したことができるという状態を作ろうねというお話をしました。
ハッピーということからすると、自分の幸せという感情は、実は誰もが持っている権利だと思うのです。例えば、お水を半分もらって、いやだと思う人とありがたいと思う人といるわけで、事実が違っても収入が違っても食べ物が違ってもうれしいと思うかどうかということ、誰にも邪魔されずに、幸せという感情は持てるのだと思うのですね。
ある意味権利であり、義務でもあるのではないかなと。自分が幸せでいるということは、まわりの人にはどうすることもできないのだから、自分が幸せを感じる環境をいかに自分で作るか仕込むかがポイントという感じですね。
【主藤】 自分で幸せを作るのですね。周りに作用されないということがポイントになってくるわけですね。
【佐々木】 そのために手帳を活用すればいいと思うんです。
【主藤】 なるほど。ついつい時間管理だけに終始してしまいがちな手帳術が一般なのですが、そこに自分の気持ちを取り入れたわけですね。
【川崎】 モチベーションになりますよね。
【主藤】 三日坊主に終わらず、長く続いていくというところにもつながっていくんですね。
手帳は人生の脚本
【主藤】 本の中に幸せの選択、不幸の選択という言葉がでてくるのですが、手帳をつけることによって幸せと不幸の選択の管理も可能になってくるということなのですか?
【佐々木】 先ほど申し上げた事と同じなのですが、自分の気持ちをどのように自分で作っていくかですよね。手帳は人生の脚本であり、手帳を書くことは行動計画を書いていくことだと私は考えているのです。 人生を舞台に例えて、私はその舞台に登場する女優だとすると、水をいただいて、「ありがとう」とお礼を笑顔で言ってからおいしそうに水を飲むか「何で半分なのよ」とふてくされて水を飲まずにコップをガンと置くという2つの演技が可能なわけですよね。どちらの演技をするかは私の自由なわけではないですか。
少なくとも私達の人生では日々の仕事などをどのように捉え、どういう行動計画を立て、自分に行動させてあげるかということ全てが、実は私達の選択に任されているということですね。
【主藤】 自分に行動させてあげるということなのですね。
【佐々木】 例えば、私の手元に2006年の手帳がありますが、まだ後半真っ白な部分があります。手帳が人生の脚本だと私はイメージしているわけですが、脚本家も自分であり、主役も自分であり、演出家も自分なわけですから、佐々木かをりが、2006年後半どういう風に人と会い、どのような旅行をするのかということを今の時点でかなり自由に決められますよね。
九月一ヶ月休むという脚本も今からなら作れるかもしれないですよね。そうするとこの脚本に何を書くか、自分をどう躍らせてあげるかというのは、プランできるのではないかと思っているのです。
【川崎】 ご著書の中でも自分の人生をどうデザインするかと書いていらっしゃっていて、とても感動しました。
【主藤】 実際に川崎さんは、自分でスケジュール管理を行ったり、手帳をつけたりしていますか?
【川崎】 私は先ほどの読者の方と同じで、どちらかというと三日坊主なんです。
【代々木】 ハッピーならそれでいいんですよ。今がとてもハッピーで手帳を使わなくて、あるいは持っている手帳で、毎日とてもとても幸せでやりたいこともできているし気持ちがいいのという人は別にそれ以上なにもやらなくていいと思うのです。
ただ一日寝るときに、またあれもできなかった。「今年の夏あそこに行きたかったのに行けなかった」「ああ、お正月これをしようと思ったのに・・・」「週一回スポーツクラブに行くはずだったのに・・・」と思っている人は、「ちょっと見直したらどうですか?」と、それだけのことなのですね。
【川崎】 ああ、見直さなきゃ。
【主藤】 そういった後悔をすることがないのであれば無理して時間管理をする必要はないのですね。
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