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後藤芳徳
作家 [ コミュニケーション ]
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後藤芳徳
[インタビュー]
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チャンスと出会うための人脈大改造/現代書林(4)
2006.03.19
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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相手が困っていることを聞き出して、 それを助けてあげることが人脈作りの第一歩だと思います。
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人づき合いに抵抗感がある人でも大丈夫
【主藤】 実は、それ以外にも「モテる成功法則、ゴトー式くどきの赤本」とかですね。これはモテるための本、モテない男性のための本ですか?
【後藤】 一応そうなってしまいますね。本当は、軸は全部一緒なのですけれどね。
【主藤】 そうなのですね。実は、いろいろなジャンルの本をあえてご紹介したのは、全部、人というキーワードでつながっているんですよね、後藤さんの著書は。人というものに興味があるのですか?
【後藤】 僕はもともと幼少時に内向的な子供で、人づき合いが苦手だったので、人とも全然話ができなかったのですよ。今、僕は子供の頃苦手だったことで食べているので、その変わる過程で得た知見というのを、同じように苦手だった人に伝えることができればお役に立てるのではないかと。
それから、特に恋愛本なんていうものは、ものすごく重要なファクターを日本人って忘れているのですよ。それは何かというと、日本人は遺伝子上、新規探索傾向の遺伝子が、長い短いで判断すると短いのですね。だから新しいことにチャレンジするのが怖いのですよ。日本人は、5段階のうち下から2番目のところで8割います。新しいことに抵抗感があるのです。
抵抗感がある人向けの本がほかにはないのですね。恋愛本というのは、そういうことに抵抗がない、その辺でナンパするのが上手な新規探索傾向の遺伝子が長い人か、新規探索傾向の遺伝子が長い外人さんが書いたものが翻訳されたものが売られているのですよ。
それは日本人にはまったく役に立ちません。だから昔の僕みたいな、人間が階段を登るにはどうしたらいいかを書かないといけないなと思って本を出しているわけです。人間に興味があるというか、昔の僕と同じような状況の人が、それで階段を登ってきてくれるといいなとは思っているのですね。
自分のためではなく、他人のためならがんばれるはず
【主藤】 今回の取り上げた「チャンスと出逢うための人脈大改造」という本に書かれていることは、実はバックボーンに後藤さん自身の小さな頃からの経験もあって、恋愛的な要素もあって、経営者視点のマネジメントの要素も含まれている本ですので、非常に奥が深いですね。ぜひ、ビジネスマンから経営者の方々までみなさんにお読みいただければと思います。
【後藤】 ありがとうございます。
【主藤】 最後に、リスナーの方に1分間ほどメッセージをお願いしたいのですけれども。人脈がテーマですので、人脈がなかなかできないと悩んでいるビジネスマンに、何か1つこれだけやれば人脈って意外と簡単なのだよということをお願いします。
【後藤】 先ほどお伝えしたように、自分が誰かの夢をサポートするか、自分の夢をサポートしてくれる誰かとの関係だけを、僕は人脈と考えています。だから、親兄弟や友達が目指している夢を聞いて、それをサポートしてほしいですね。人間って自分のことを信じるのが一番難しい。だけど、自分のことを信じることに悩んでいる隣の友達に、「お前ならできるよ。何をやりたいんだよ」と語りかけて、聞き出してからサポートするのは意外と出来るのですよ。
大義があると人間がんばれるから。自分のためにがんばるよりも、「こいつのために」という時には。たとえば、AちゃんをサポートするためにB君に「今度食事とか行けないかな」って誘うのは、やりやすいじゃないですか。自分があなたと付き合いたいからあなたを誘いたい、と言うのはなかなかできなくても、他人のために動くのは意外と出来るのですよ。それで、他人のために動いたらどうなるのかというと、「えっ、こいつ成功しちゃった」となるわけです。
じゃあ、俺でもいけるのではないか、私でもいけるのではないか、と思う可能性は極めて高い。それまで一緒だった人間が成功するのを何度か目の当たりしたら、自分には出来ないと思い続けることはありえないでしょう。
【主藤】 ということは、人脈でちょっとつまずいているなという方は、まずはとなりの人に「あなたの夢は何ですか?」と聞くところから始めてみましょうということですね。分かりました。まだまだお話をお伺いしたいと思いますが、時間になりました。
本日は、「チャンスと出逢うための人脈大改造」の著者でいらっしゃいます後藤芳徳さんにお話を伺いしました。後藤さん、ありがとうございました。
【後藤】 ありがとうございました。
【川崎】 ありがとうございました。
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