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中川貴之
株式会社アーバンフューネスコーポレーション 代表取締役社長 [ 社長の哲学 ][ 経営 ]
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中川貴之
[インタビュー]
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結婚式と葬儀の「おもてなし」は同じ(2)
2006.11.05
[ TOPBRAIN RADIO ] おもてなしの極意を聴く!
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常に相手の方がどんなことを考え、何を大事にされているかを感じることが非常に大事
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何のためにお葬式を出すのかを理解していないと、きちんとした式にならない
川崎 それではここで、中川さんからリスナーの皆さんに日常の生活やビジネス上で役に立つおもてなしのためのアドバイスなどありましたらお願いしたいんですが。
中川 そうですね、仕事柄、特にそうなんですけど、おもてなしというのは非常に大事だと思って、「おもてなしって何」ということよりも、どういうことを常に気にしていなくてはいけないかということが1つあって、それは相手の気持ちを考える。相手の立場を考えることが、おもてなしにつながっていると思うんですね。例えば我々の仕事で葬式を出すという時点で、もうおもてなしが始まるわけですよね。何のために出すかというと、やはり亡くなった方のためにお葬式を出すわけですよね。実際、お葬式というのは、身内だけでお寺に行ってお経をあげてもらって火葬すれば、それもお葬式なんですね、立派な。ですけども、やはり皆さんに来て頂いて、最後のお別れをするということは、それだけ亡くなった方のためにそのご遺族がもてなすわけですよね。それを我々が担当して、お手伝いさせて頂くので、亡くなった方をもてなすこと、それからそれを責任もって出されるご遺族の方達を受け持たせて頂くことは、その方達をもてなすということなので、全てその方が何のためにお葬式を出すのかを理解していないと、きちんとした式にもならないですし、きちんとしたおもてなしにつながっていかないと思うんですね。特に亡くなった方を出されるご遺族の方は、亡くなった方のために出すので、きちんとしてあげたいという思いがあるんですね。そうすると、例えば派手に我々がやっているような「太鼓で送りたい」とか、「何とかしたい」ということよりも、どちらかというと会葬にわざわざ来て頂く皆様に対して、例えばお食事を出すならきちんとしたものを出したいとか、寒いなか来てくれるのだから暖かい所で休んで頂きたいとか、そういうことを皆さんやはり最優先に考えられるんですね。なので、我々もそれを理解したうえで、いろいろお話させて頂かないと、「演出で音楽を入れましょうか」というところを張り切ってやっても、何もいいものにならないので、やはり常に相手の方がどんなことを考えていらっしゃるか、何を大事にされているかということを感じることが非常に大事なのかなと。
川崎 本当に思いやりですね。
永田 そうですね。
川崎 それでは、ちょっとお時間の方が来てしまいました。『永田雅乙のサービスマインドセミナー おもてなしの極意を聞く!』本日のゲストは株式会社アーバンフューネスコーポレーション代表取締役社長の中川貴之さんでした。
永田 どうもありがとうございました。
中川 ありがとうございました。
川崎 ありがとうございました。
永田 『永田雅乙のサービスマインドセミナー おもてなしの極意を聞く!』ここまでのお相手は永田雅乙と。
川崎 川崎ゆかりでした。次回もお楽しみに。
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