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和田裕美
営業コンサルタント/株式会社ぺリエ代表取締役 [ 営業 ][ サービス力 ][ 起業 ]
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和田裕美
[インタビュー]
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世界NO.2のセールスウーマンの「売れる営業」に変わる本/ダイヤモンド社(2)
2005.04.10
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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結果的にお客様に満足して頂ければ、 と思うことが大切。
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営業という最後の選択肢が運命を変えた
【主藤】 そしてOLを辞められた後は、すぐ営業をしたのですか?
【和田】 そうですね、仕事が他になかったんです。
転職活動もしましたが、やはり経験が浅かったり、コネがなかったり。例えば学歴とか私は京都の女子大学を出ていますが、名前を言っても知らない方のほうが多いです。東大とかだったら、また違いますよね。
けれどやはり経験や学歴によって、若い頃は仕事や就職先を決めてしまうことが、すごく多いですよね。だからそれでちょっと、何の学歴もなくても収入が上がる方法はないかと思った時に、3つ出てきたんですよ。
【主藤】 3つ、あったのですか?
【和田】 1つめが水商売ですね。2つめが営業職で、3つめがお金持ちと結婚する、だったんですよ。
【主藤】 玉の輿っていうものですね。
【和田】 そうです。
【川崎】 わかります。
【和田】 考えたことはないですか?
【川崎】 すごくあります。
【和田】 たぶん女性だったら、必ず1回ぐらいは考えてるんですよ。
【主藤】 そうなんですね。
【和田】 そうです。1回ぐらい考えていて、でもやはり相手が必要なことだから、途中で無理と思い始める時期がありまして。
【主藤】 現実に気付いて。
【和田】 何かそんなことよりも、その時ブリタニカという会社がなくなって、日本撤退になって、それで何をやって生きていこうかなと思っていた時に、転がり込んできた提案だったので。
【主藤】 その時のテーマも、営業について。
【和田】 そうですね。私の過去の実績から、他にできることは何にもないので、その営業で成績を上げた以外、ものすごい仕様もない人間なんです。だからそれに特化して下さらないと、本は出なかったと思います。
営業の魅力。明確な評価は仕事へのやる気につながる 【主藤】 しかし、営業の仕事を続けられているということは、その仕事に魅力をすごく感じていらっしゃると思うんですけど。
【和田】 はい、そうですね。
【川崎】 そのきっかけとか、伺いたいですよね。
【主藤】 まず、いろいろやってこられて営業のどこがおもしろいですか?
【和田】 評価が明確。数字、タイトル、もちろんお給料に関しても、頑張った分の評価がすごく明確ですね。
その2年半のOL時代の時に、やっぱりすごく人に褒められるとか、例えばすごく評価を受けることっていうのは、少ないですよね。
【主藤】 OLというと、いわゆる事務職。
【和田】 ええ。明確な評価を受けることは、自分がもっと頑張ろうと思えます。それが営業の良いところです。
【主藤】 数字に表れるっていうところが。
【和田】 数字、そうですね。
数字っていうか、自分がやったことがそのまま出るっていうか、商品や市場が一緒で、個人差が出る仕事ですよね。
【主藤】 そうですね。同じ条件なのに、差が出ちゃう。
【和田】 そうです。自分を見つめるしかない。どうして自分は人と違うのかとか、どうしてあの人は同じ商品を持っていて、あの方のほうが売れて、私は売れないのかと。逃げる場所や言い訳がなくて、私自身に問題があるって気付いてきますよね。
だから自分で自分を見直して、評価を受けていくっていうことが、すごく楽しかったんですね。
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