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望月俊孝
ヴォルテックス有限会社代表 [ 自己実現 ]
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望月俊孝
[インタビュー]
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幸せな宝地図であなたの夢がかなう/ゴマブックス(2)
2005.04.17
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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頭のインストロールされると 情報が掴みやすくなるのです
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イメージを描き、夢をかなえる宝地図という発想
【主藤】 そういうご経験があるからこそ、この夢実現、自己実現、そして宝地図として、今回わかりやすく書いていらっしゃいますが、夢をかなえる方法というのを、ご著書でご紹介して頂けているんですね。
やはり、いろいろな方々に教えたり、ご自身が実践されるなかで、共通の法則というか、こういうふうにすると、比較的夢がかないやすいよというのを見つけられたんですか?
【望月】 そうですね。宝地図を簡単にいうと、自分の目標とか夢を単に言葉だけではなく、ビジュアル、写真とかイメージ、あるいはカタログから、自分が手に入れたいなと思うもの、あるいは自分のモデルとするような人がいますよね。
そういうイメージをビジュアルにして頂いて、大きな模造紙に貼り付けておくという方法です。このラジオにご出演した神田さんも、「目標を紙に書いて夜ニヤニヤしていると、夢がかないやすいよ」なんていう話がありましたけど、よりニヤニヤするには、ビジュアル、写真でクリアに想像できるというのが大事なのです。
話が長くなりましたが、なぜ宝地図に出会ったかというと、その当時は海外から翻訳された成功哲学の本で、必ず出てくる言葉がありました。
それは、「もう既に夢を達成したかのように、ありありとイメージしなさい、そして目の前にあるかのように視覚化して、ワクワクしながら行動しなさい」という言葉です。
ところが、私がイメージトレーニングを研究して、周りの人達に「頭の中にりんごのイメージが描けますか」という話をします。すると、映画や目の前にあるように、立体的に描ける人は、私も含めほとんどいません。自分の夢について成功しているわけではないし、凡人の周りには大成功している人はいませんよね。
そうすると、「まるで自分が成功したかのように想像せよ」といわれても、なかなか難しいと感じました。私が一番引っかかったのは、そういう本のテキストで「あなたは、映像をリアルに想像でき、そしてそれを達成したかのように今現実に想像できますか」といいますが、全然視覚化ができないわけです。感情も湧いてきません。
これはどうしたらいいだろうということで、実はイメージトレーニングのステップを誰にでもできるようにお伝えしていったんですけど、やはり限界がありますね。
【主藤】 何もない状態から、イメージをするのはなかなか難しいということですか?
【望月】 難しいですね。そして実際に、その一部でも味わってしまえば、何となくリアリティが出てきますが、多くの人はやはり数年後の自分を空想はしても、感情がワクワクするというか、そういうところまではならないですね。
【主藤】 やはり教える立場として、問題点というか、これは壁だなというふうにお感じになったわけですね。
【望月】 多くの人はそこで、引っかかってしまいます。実際、その多くは行動不足ですが、イメージできないからダメだということはありません。
ですが、結局行動に駆り立てるきっかけやインパクトが欲しいなということで、宝地図というものに出会って私自身が作りました。すると、手前味噌ですが作業が楽しいんですね。
【主藤】 宝地図を作る作業は楽しそうですね。
【望月】 実際にはまだそんな家に住んだわけではない、そんなビジネスが成功したわけではないんですけれど、いろいろカタログを見たり、人と雑談しながら作業するんですね。これを実現したらどんなことをしたいと、話をするわけです。そうするとやはり頭の中で空想しているだけではなく、言葉に出したり、お互いにイメージを膨らませたりするので、感情が湧き上がってきますね。
そうすると、我々はロケットスタートと言いますが、一気にワーッと行動に駆り立てられる感じがするんですね。
誰でも手軽に楽しくできる、夢の宝地図を作ろう 【主藤】 本書は、より教わる側がやりやすい方法で、ご自身でも実践されてきた願望達成法を教える立場から書いてあるわけですね。
【望月】 そうです。私自身のことを、もう少し言いますと、正確には34、5までイメージトレーニングをやってはいろんなことをやりました。オタクでしたから。
【主藤】 そういう自己啓発系のことですか?
【望月】 「何かうまくいかない」と思いながらも計画を練ってやりました。なかなかうまくいかないですね。
ところが宝地図に方法を変えてから、例えば2、3年の間に本を書くとか、その当時借金が7千万くらいありましたけど、2年くらいで自宅を建てたり、そういういいことが起こったんですね。もちろん、宝地図だけではないと思います。
ある意味で、それまでの20年が根を張る時期だったと思いますよ。ですが、その2年くらいで、ぱーっと芽が出て、私なりの小さな花が咲いて、これはすごいなということで伝え出したら、その人なりにも、みなさん変化していくんですよね。
【主藤】 ということは、今から種まきを始めるというか、下積みをする前の人でも自分が目標とするものに対して、夢の宝地図を作ってもいいですし、20年ぐらいいろいろやってきて、そろそろ芽が出ていいのではないかというある程度種まきをした人達にも、今までのものを形にする時期という意味で宝地図が使えるわけですね。
【望月】 そのように使って頂くと、いいと思います。ですから、宝地図を作ること自体は、簡単に、誰でも、しかも楽しくできるっていうところがあるんです。
そして、主藤さんとの関わりでもありますが、フォトリーディング、速読のように、頭の中にインストールされ、潜在意識で入っていますから、情報がキャッチしやすくなりますね。
【主藤】 敏感になるんですね。
【望月】 はい。例えば笑い話で言いますが、2年くらい前にこの本を書いた時に、所員全員の10数人で、業績を達成したらハワイに行こうか、ということで、ハワイの写真を張りました。
【主藤】 ハワイの写真を切り抜いて、コルクボードに張ると。宝地図の作り方みたいなものも、この本に書いてありますから、是非みなさん見て頂ければと思います。このやり方は、簡単ですよね。自分が欲しいなと思うものや、かなえたいと思う写真をコルクボードにピンで張ればいいのですよね。
【望月】 ただ、それだけですね。あとは、期限を入れるとかですね。
【主藤】 それを実際にされていたわけですね。
【望月】 はい。そして、私がハワイへ2、3年に一遍くらい行ったりしていますが、旅費がいくらでとか、どこのホテルがいいとか、無頓着なわけですよ。家内に全部やってもらっていたか、代理店の人に全部お願いしていましたが、社員10何人となると、やはり費用はいくらぐらいだろうとかと考えます。
そうすると朝日新聞、夕刊を見て、2、3ヶ所載っていますよね。そして、中吊り広告を見ると、ちょうどSARSの時期で、こんなに安い金額で行けるのかと感じていました。
【主藤】 自分の宝地図にピンで張って意識することによって、普段見過ごしている情報が目に付きだし、入ってくるんですね。
【望月】 そうです。アンテナが立ってしまうんですね。そして必要な情報もキャッチできます。
逆にいうと、いくら本人にとって大事な情報であっても、本人が意識していなければ、目の前にあっても気付かないということが、脳の構造としてあるのを感じますね。
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