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望月俊孝
ヴォルテックス有限会社代表 [ 自己実現 ]
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望月俊孝
[インタビュー]
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幸せな宝地図であなたの夢がかなう/ゴマブックス(4)
2005.04.17
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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頭のインストロールされると 情報が掴みやすくなるのです
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細胞の生まれ変わりは生活習慣や思考に影響する
【主藤】 私はこの本の中で、実は少し気になったのが「あなたは90日で生まれ変わっている」というフレーズです。
もちろん他のノウハウでは、願望を達成する方法や、失敗し続ける人、成功し続ける人とかありますが、この「90日で生まれ変わっている」というのがいいなと思いました。
【望月】 人間の細胞は平均すると90日でほとんど生まれ変わっています。ですから、病気をお持ちの方がいるとしますね。その病気というのは、ずっと抱えていかなければいけないと感じられるかもしれませんが、実は細胞が侵されていても、その細胞は90日で実は生まれ変わります。
ただ、思考や生活習慣が変わらないので、そのまま受け継がれていっているんですね。ですから、90日間の生活態度や思考習慣がもし変われば、理論的には一変して不思議がないと言われています。もちろん歯とか、再生できないものはありますが、いわゆる普通の細胞とかは、90%以上は生まれ変わっているそうですよ。
【主藤】 我々の細胞というのは、日々、新陳代謝によって、古い細胞は自然消滅して、新しい細胞が生まれています。それが結局巡り巡って、約90日で全部変わっているということですね。
【望月】 そうです。そして最近の研究では、細胞なんかも言葉やイメージ、普段から考えていることにやはり影響を受けていますね。
【主藤】 細胞に意思があるわけではないが、意思を持っているような感じですか?
【望月】 そうですね。意思があるわけではないのに、脳の司令塔によって細胞自体は変化していくということですね。
ですから、痛みがあっても、必ず司令塔として頭の方にきますから、頭の方で大丈夫だと思ってしまうと、それ以上悪循環することは、比較的少なくなる傾向があります。
行動と心の密接な関係 【主藤】 興味深いお話がいろいろありますけど、川崎さんは是非この機会に聞いてみたいとことはありますか?
【川崎】 私はお芝居をやりますが、お芝居の訓練をしている時に、例えば寝ころがって頭の中でいろいろ感じるんですよね。
例えば、自分が真っ白になるようにとか、いろんな命令を出します。他にも、自分に火の塊が飛び込んできて、体中それが駆け巡って、指先までいってという訓練をしますが、それは全部想像なんですよ。ところが、自分で手とかが熱くなってきたり、足の先まで熱くなってくるような感覚を覚える時があります。そういうこととは少し近いのでしょうか?
【望月】 その通りです。人間というのは、想像したことを現実に起こしたり、肉体レベルに変化させる力があります。
例えば、ヨガではインドに行者さんがいまして、やはり体温を2、3度くらい簡単に変えることができてしまいます。小さい子供が学校に行きたくなくなると、うちの子供もそうですけど、簡単に39度とか出します。それは別としても、人間にはそれくらいの力があります。
簡単に言うと、態度を変えるだけでも、心が変わってしまうのです。鬱の人は前かがみになっていますので、背筋を伸ばすと鬱の状態ではいられなくなるっていう話もあるくらいです。ですから、何かを変えていけば、細胞の一つ一つといったことも変えることは可能じゃないかと思います。演劇の方々とか、イマジネーション豊かな人は、宝地図みたいなものをうまく活用されるといいと思いますね。
【主藤】 近いことをやっているということですね。
【川崎】 近かったですね、知りませんでした。
【望月】 例えば、1年くらいある役をやり切ると、その人になりきってしまうっていう話、聞きませんか。
わかりやすい例でいうと、さっきから病気の話ばかりですが具合の悪い役をやると、その人はそういう傾向になりがちとかいいますよね。
【主藤】 そのネガティブな場面を仕事でやらなければいけない場合は、今度は断ち切ることが必要ですね。
【望月】 それを断ち切って、ポジティブな方向に持っていくということですね。
【主藤】 それにしても、このイメージというのはすごく影響を与えますね。
【川崎】 影響しますね。
【望月】 はい。私は漢字で意図を明確に示すと書いてイメージ(意明示)といいますが、自分の行きたい方向にイメージを描くのではなくて多くの人は駄目を示すと書いてダメージ(駄目示)を描いてしまうんです。 そして、そういう人は、そうなると困ってしまうなというのをイメージして、その通りになってしまうんです。
でも成功する人は、うまくいくのは当たり前とイメージします。彼ができたから、僕だってできると思える人は、やはりトントン拍子にいきやすいですよね。私は30半ばまでダメージを描いていたんです。
素晴らしい本を読めば読むほど、いい講演会を聞けば聞くほど、その先生と自分との差を感じて、何て自分はダメなんだろうと思っていました。でもオーバーラップさせて、その人ができたから自分にもできる可能性があるのではないか、明日は無理でも未来には可能性があるのではないかというふうに、本を読むように変えたら、やはり少しずつ変わってきましたね。
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