一昨日(8日)、東京都水道局は11,600キロワット(練馬給水所 10,000キロワット、板橋給水所 1,600キロワット)をPPSと契約締結致しました。
そのことで東京電力の4月の値上げ後の東京電力の想定料金より、約3%の経費節減(約2,000万円)となる見込みです。
契約期間は2012年4月1日〜2013年3月31日。
また先月2月26日には、東京都 都庁舎での契約電力1万1000キロワットの内、8000キロワットを中部電力へ切り替えられないか既に中部電力に打診していることが明らかになりました。
ただ、中部電力から「今は応じられない」(恐らく西日本への電力融通の必要性から)という回答が出、昨日(9日)、東京都は東京電力との契約更新が迫っている中、都庁舎電力を含め、契約電力500キロワット以上の都有施設 約260ヵ所、計約83万キロワットについて、基本的に値上げを受け入れる方向にしました。
ただ取引条件面につきましては、東京電力と契約を結んでいる施設ごとに、値上げの幅や料金を抑えるための契約の見直しなどについて交渉を進めていくことにしています。
また東京都は大株主として今後も引き続き東電の経営体質の改革を提案していく姿勢です。
私(代表 片桐)としては、昨年(2011年)12月22日の東電の企業向け値上げ発表後、もっと早く東京都知事や副知事に発言して欲しかったと思います。
参照:
東京都 「特定規模電気事業者(PPS)との電気需給契約締結について」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/03/20m39100.htm 弊社トピックス 「東京都 庁舎の電力契約を東電から一部を東京ガスに切り替え決定。残りも中部電との契約を検討へ!」(2012年2月26日付け)
http://www.costdown.co.jp/blog/2012/02/post_2268.html 弊社トピックス 「東電 値上げに物申す人達・黙る人達」(2012年2月17日付け)
http://www.costdown.co.jp/blog/2012/02/post_2259.html 以上、皆様のお役に立てば幸いです。