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小松俊明
外資系エグゼクティブリクルーター [ 時間管理 ][ キャリア ]
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第4回 働くモチベーション
2007.02.25
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働くモチベーションってなんだろう。
・自分が成長していると実感できること ・会社に貢献していると実感できること ・仕事の成果が出ているため;仕事自体が面白いこと ・仕事に見合う報酬があること ・仕事の成果を共有できる仲間達が職場にいること ・上司や同僚から正当に評価されていること
などなど、色々と思いつく。実際はこうした要素が複雑に重なり合って、僕らは思い腰を上げて毎日職場に向かうことができるものだ。
主な要素はこれだけかと考えていたが、もうひとつ大切な視点があることに最近気がつかされた。
・自分以外の人(上司、同僚、部下など)が会社で活躍していること
他人のことはどうでもいいのかというと、やはりそうではないものだ。 会社は競争社会だから、他の人が脱落すれば自分が得をするという人がいるが、本当にそうだろうか。人に起きたことだから自分には関係ないと思うことで、本当に自分の働くモチベーションは満たされるのか。
納得のいかない人事が自分の身に起きたら大変なことだが、近くに座っている同僚に起きた場合でも、「次はわが身だ」と思うのが、多くの人間ではないだろうか。
マネジメントという仕事は、そうしたことに細かく目を配る繊細さが必要な気がする。ルールに沿って判断することは誰にでもできるもの。だからこそ社員全体の働くモチベーションをあげていくためには、ときにルールを逸脱しても、柔軟な判断をすることが大切なときがある。
働くモチベーションが高い職場には、輝いている社員がたくさんいるものだ。
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