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本田健
お金の専門家 [ お金持ち ]
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本田健
[インタビュー]
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ユダヤ人大富豪の教え/大和書房(3)
2006.02.12
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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まずは、1日5分から、自分の好きなことをしてみるといいと思います。
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時代は「自分らしき」に向かっている
【高城】 「ユダヤ人大富豪の教え」シリーズが100万部突破ということで、漫画になったり、文庫になったりとかなり幅の広い年齢層の方が読まれると思うのですが、同時に時代も変わったと思うんですね。
東京という街だけでもものすごくこの数年間で変わったと思うのですけれども、本田さんから見てこの本を書いたのが2003年ですが、2006年になって何か感じるものはありますか?
【本田】 私がこの本を最初に書いたときには、「好きなことをやって生きよう」あるいは「自分らしく生きよう」ということは、あまり他の本には書かれていなかったと思うのですけれど、最近私がきっかけになったとは必ずしも思いませんが、「好きなことを仕事にする」とか「自分らしさ」というキーワードが増えてきている気がします。
時代はますます本当に自分らしさへ向かうのではないかと思って個人的にはワクワクしています。
【高城】 何かお金を儲けるだけではなくて、自分が豊かに暮らすことを実現するために、この本に書いてあることを実現できたらよいのかなと思うのですけども。
【本田】 そうですね。そういう意味ではこれをお聞きの方に是非お薦めしたいのは1日5分でもいいですから自分の好きなことをしてみるということをお薦めしたいですね。それがきっかけとなって、結構新しいチャンスがきたり自分のことが好きになってもっと楽しくなったり、プラスの回転がスタートすると思います。
【高城】 好きなこと。何でしょうね。
【川崎】 5分ですよね。
【本田】 例えば、お風呂に入ってもう5分ゆっくり浸かるとか、絵を描くとか、好きだった絵を取り出して見てみるとか、昔の自分が元気で一番幸せだった時の写真を見てみるとか。そういう些細なことで良いと思います。
【高城】 そういうことをしていそうでしていないですよね。
【川崎】 そうですね。
【高城】 なかなか自分の時間がない方が自由を解き放つ為に他に何かこれをやったほうが良い事はありますか?
【本田】 あとは幸せな人と付き合うことは大事だと思います。自分のことが好きな人と付き合っていると自分も自分のことが好きになりやすいのです。
今は世の中一般的に自分が嫌いな人同士がくっついて不平不満を言い合っているというのが現状だと思うのですがもう少しお互いを肯定できるようになれば色々なことが変わってくるのではないかと思います。
【高城】 自分が嫌いな人が集ってしまう原因は何なのでしょうか?
【本田】 やはり一番の原因は自分の好きなことをしていないということだと思います。
【高城】 本田さんが自分の好きなことを見つけて出来るようになったのは、いつ頃ですか?
【本田】 20代後半からは好きなことに徐々に徐々にフォーカスしていったと思います。そうすると自分のことが好きになりましたし、自分のことを好きになっていくと、ビジネスもうまくいきましたし、何より毎日が平安に暮らせるようになりました。今まで得意だけど嫌いなことをしていたときは、どうも自分のことがしっくりいかなかったり、お金は入ってくるけれど、どうも何かが満足しないという状態が続いていたと思います。
得意なことと好きなことは必ず同じではない
【高城】 得意なことと好きなことは違うという話がですが、どうしても私たちは混同しがちです。違いはどこにあるのでしょうか?
【本田】 例えば得意なことは人に評価されること、あるいは社会に評価されることだと思うのですが、好きな事は誰に評価されなくても自分が楽しいことです。得意なことは人が人に評価されるということが必要になってくるのです。
そうすると健全な自己満足ということが出来なくなると思います。好きな事というのは、ある意味健全な自己満足なのです。誰が評価しようとしまいが、とにかく夢中になってしまうこと、それを追いかけていくとどんな分野でも成功しやすいというのは私が今までいろいろな人にインタビューした結果ですね。
【高城】 混同しがちなテーマですね。
【川崎】 そうですね。でもビジネス、自分の仕事となると、好きなだけでは成り立たないですよね。
【本田】 そうですね。
【川崎】 そういう時は好きな事は諦めないでよいのですか?
【本田】 過途期というのは必ずあると思います。例えば今、好きな仕事ではないけれど、生活のためにしている仕事をしていたとしたら、その仕事をしながら自分の好きな仕事に徐々に徐々にシフトしていくことは可能だと思います。
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