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佐藤伝
朝3分でつける「朝日記」で夢を生活の中心に据える [ 自己実現 ]
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佐藤伝
[インタビュー]
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[図解][朝]日記で夢をかなえるノート/PHP研究所(1)
2006.03.12
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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朝、日記を書くメリットは感情がリセットされている 状態なので、非常にポジティブになることです。
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夢を実現するためのツール、マンダラ・マトリクスとは?
【高城】 今回のゲストは、シリーズで7万部を突破、PHP研究所から出版されております2万部を突破したベストセラー、「[図解]「朝」日記で夢をかなえるノート」の著者でいらっしゃいます、佐藤伝さんです。佐藤さん、今日は宜しくお願いします。
【佐藤】 宜しくお願いします。
【高城】 先ほど名刺を頂いたのですが、初めて檜のお名刺を頂きました。
【川崎】 ビックリしましたね。
【高城】 「伝ちゃんと呼んで下さい」と書いてありますが、「伝さん」と呼ばせて頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。
【佐藤】 こちらこそ、宜しくお願いします。
【高城】 本を読ませて頂いたのですが、日記は通常、夜書くものだと私は思っていたので、朝の活用で日記というアウトプットには大変驚いたのですが、まず始めに「マンダラ・マトリクス」について伝さんの方から少し教えて頂ければと思うのですが。
【佐藤】 はい。本をお持ちの方は10、11ページをご覧なって頂きたいのですが、簡単に申し上げますと、正方形を9つのマスに区切ったマトリクスを使います。
人間というのはワクがあると実はそのワクを埋めようとする心理が働き、とそれを埋めようとする習性があるのです。この行動心理学を応用したものが「マンダラ・マトリクス・メソッド」です。
【川崎】 アンケートなどでも傍線が書いてあるものもありますが、やはりマスが書いてあるとそこを埋めなくてはという気になりますものね。
【佐藤】 そうですね。アンケートも何も書いていないよりは1本線が引いてあった方がいいですし、傍線よりはワクの方がいいですね。単純なことですけど、ワクが作ってあるだけでそこを埋めてみようかなという気になります。
【高城】 そうですね。夢実現のアクセラレーターとして、まず夢を書くのですね。
【佐藤】 はい、その通りです。
【高城】 夢を9つ全部埋めなくていいんですよね。真ん中に(「夢」と書いて)ありますから、8つですね。8つの夢が出ない場合は、埋まらなくてもいいということですね。
【佐藤】 そうなんです。何が何でも埋めようとしなくて構わなくて、もう自分の直感であまり考えずにどんどん埋めていって、埋まらなくてもなぜいいかというと、埋まらなかったマスというのが「ああ、あそこが埋まっていなかったな」と自分の心にフックするのです。そして「なんでそこだけ1個埋まっていないの?何か気持ち悪いな、埋めたいな」という気持ちになるものなんですよ。
そうすると、日々の生活の中で電車を待っている時や喫茶店に入ってコーヒーが出てくるのを待っている瞬間に、ふと思いついたりするものなんですよね。
【高城】 なんとなく意識が残るんですね。
【佐藤】 そうですね。
【川崎】 このマンダラをもうご存知の方もいるかもしれないですけど、縦3列、横3列に9つの四角を書いて、その真ん中に今高城さんがおっしゃった「夢」という一言を書いて、その周りを8個の夢をとりあえず出そうと試みるということですよね。
【佐藤】 そうですね。
【川崎】 7個しか見つからなくても最後の1個は埋めずに、その時点では空欄でもいいのですね。
【佐藤】 放っておいていいということです。
【高城】 空白は気になりますね。
【川崎】 確かに。埋めたくなりますね。
ワクワク進行形モードで日記を書いてみよう 【高城】 実際に書いた夢をベースに今度はそこからステップアップするわけですよね。
【佐藤】 はい、そうですね。
【高城】 仮に本に書いてある「イラストレーターになる」であれば、「イラストレーターになるために」ということで、またそこからマンダラを作っていくのですか?
【佐藤】 展開していくということです。単に夢を書くだけならば、それは夢ではなくて妄想に終わってしまう可能性が非常に高いのです。
よく「自分の夢を書きましょう」といろいろな本に出ているのですが、実は書くだけでは不十分なんですね。書いたものをさらにマンダラ・マトリクスで展開して、またそれを9つに展開していくのです。
【高城】 「イラストレーターになる」という夢があったら、その夢の中で「イラストレーターになるためにどうしよう」という方法をまたそこで考えるのですね。
【佐藤】 そうです。そのテーマを今度は別のマンダラの中央に置くのです。「イラストレーターになる」という夢が1つあったとして、それを別のマトリクスの中央に置くと、「イラストレーターになるために自分はどういう行動を取ったらいいのか」というように夢がもう1段階、行動レベルにブレイクダウンされるのです。夢を落とし込んでいくということがとっても大事です。
【高城】 なるほど。しかも「イラストレーターのBさんに会う」という方法を思いついて書いたとしたら、今度はそれをまたさらに展開していますよね。
3段階になっていますが、最後のところで「Bさんに会っちゃう」というように言葉がものすごく柔らかいですよね。ワクワクと書いてありますけど、このように書いた方がいいのですか?
【佐藤】 そうですね。どうしても会社の売り上げ目標みたいに書いてしまう場合がありますが、そうではなくてワクワク進行形モードで書くというのがちょっとしたコツで、「まだ会ってはいないんだけども会っちゃいそうだ」という気分で書く。
第3段階でさらにより具体的な行動レベルまで落とし込んでいくのです。「イラストレーターのBさんに会っちゃう」には、実際に今すぐできる行動を思いつくままどんどん書いてみると、意外にすぐできることが出てくるのです。
【高城】 これはだいたい3つぐらい展開していくと、かなりリアリティが出てくる形なのですかね。さらに展開する場合があるのですか?
【佐藤】 いや、これで十分です。
【川崎】 私達は普通1枚目のシートの段階で思考が止まってしまいますが、書き直してみると、こんなに出てくるのですね。
【高城】 そうですね。より具体的にしていきながら、気持ちとしてはワクワクさせる。ワクワクとワクというのは掛け合わせているのかなと思ったのですが、だんだん気持ちを高まらせていく。書くことによって気持ちのテンションを上げていくという意味ですか?
【佐藤】 そうですね。書くことでどんどん自分の夢がクリアになっていくのです。
【高城】 川崎さんはまだ試していないですよね。
【川崎】 試していないですね。
【高城】 やってみましょうか。
【川崎】 ちょっとやった方がいいと思いますね。
【高城】 どんな夢を書くかは宿題ということで。
【川崎】 わかりました。
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